先週の金曜日は中津川まで神保彰氏のワンマンオーケストラをお客さんしたくて店を早く閉めて女房とお邪魔しました。
今年のワンマンオーケストラはすでに正月2公演目?だかに私のお店でやってもらっていますから中身がごそっと変わっているわけではありません。
しかしすでに2度ほどやっていただいていますが、ライブを見るのと、催すほうに回るのは全く印象違うものです。
催す方は毎回、お客様にお困りなことは無いかとか、音響とか照明、演出、進行常に先回りして一瞬も気の休まる事はありません。それこそ一本勝負をしております。
とても心から無責任に楽しむことなどできないものです。
ですので一度「お客さん」したかったんです。
普段はPAブースの中で遠目からしか音響も確認できませんが、今回はドラムの真ん前に陣取ってダイレクト音を肌身に感じて楽しませていただきました。
半年の間に神保さんもアレンジを少しずつ編集を重ねていて完成度上げていました。
思わず気を許していたらアンコール前のMCで神保さん自身からお客様に私たち夫婦とお店のことをご紹介いただくサプライズもあって驚くと同時にいつも応援していただいて感謝にたえませんでした。
終わった後、神保さんとアシストの枝川さんに娘の結婚式で流すビデオレターのメッセージを30秒で撮らせてくださいと無茶振りしたのですが快諾いただいてどんぴしゃり30秒の尺をいただきました。お二人とも多分この手の短いトークはたくさんやっておられるのでしょうね。一発でぴったり30秒でしたから驚きました。
神保さんのような出演者の方も同業のハウスオーナーさんやカフェオーナーさん、飲食のオーナーさんも不思議とご縁があってしかも応援いただきありがたいと思います。
先回の東京出張の時も今回の中津川のマジョリカさんもいつもハウスオーナーさんとかカフェとかご挨拶させていただくのですが、みなさんとても気さくな上に、ご苦労話をお聞きしてると本当によくわかるし不思議な世界に入ってしまったなというのが偽らざる印象です。
多くの方が簡単に言うと欲得だけでやって無い感じ。
私なんぞはどうしてもメーカーやってましたからいつもプラスマイナス。数字がどんな決断でも最優先する冷徹な世界に長年馴染んでいたので、こう言う人脈とか義理とかだいぶご縁が無かった。
少しずつ新しい世界が拡がったと同時に、好きな事を商売にして残念な事もよくわかるようになってきてます。
先ほどのライブの件もそうですが、飲食なども食べるのが好きで飲食を始める人は多いと思います。
が実際商売にしてしまうと店の商品はテイスティングはする事はあっても、基本売り物ですから自分が手を出しちゃいけません。
で結局自分のまかないは残り物だったり、レンチンインスタントだったり、普段の食生活が逆に貧困だったりします。
プロだからこそレベルの高いものを味わって良いものを知る必要があると思うので、日常を離れて表に出ていろんなところで勉強させていただく為に東京にも今回の中津川でも行かせてもらいました。
ですから本当にお客さんで楽しんでいたか?と言うとどこか仕事の事を考えながら、あーしたい、こーしたいと余分な事を考えて味わうようになったのは、道楽を商売にしてしまった因縁、功罪という事です。
先輩方の多くの方はおそらく後悔なぞしていないはずです。
がもしそんなこと誰か考えてるようなら多分私は勧めません。