病室から | 雲の呟き

雲の呟き

流れる雲のように、浮かんでは消えていくものの名残を文字にしています。
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今朝88になる父が座っていた椅子から転げ落ちて右大腿骨の骨頚部を折った。

当初母が私を呼んだ時はただの打撲だろうぐらいに思っていた。

右足に力が入らない。歩けないといよいよ介護認定しないと無理かと近所の区役所へ午前中介護申請をしに出向いた。

がその後昼飯どきに抱いてベッドに移動したり、食事の移動もままならない、またが開かないなど尋常らしからぬ状況に一度レントゲンを取りたいと母がいうので抱いて車に乗せようと思ったが足を触ると痛がり方が酷い。

到底私一人では無理と判断、生涯初めて119番で救援を頼んだ。

ほどなく救急が来て設備のある緊急外来に移動できた。

それからいくつかの検査ののち医師と相談。

胸に陰があり結核の疑いがある。3回検体を採って結核菌が無いことを確認しないと執刀できないと言われた。

高齢なだけに整形外科では手術を薦めないというのだけど、しないと上半身だけの生活確定なので、本人は望まないと思うと伝えた。

手術自身もリスクは多いがもともと尊厳死協会に入っている父は最悪を受け入れる覚悟はとうにできているのを知っていた。

不自由で周りに気を使いながら生き長らえることは選ばないはずだ。

生きるって何だろう?

と病室で眠る父の傍らから