無常 | 雲の呟き

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流れる雲のように、浮かんでは消えていくものの名残を文字にしています。
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昨日娘の仕事のことで相談したい事があって、薄い縁ではあったが以前仕事をしてもらった方に古い名刺を頼りに電話をいれてみた。

もう10年以上前に私の会社の有志数名がボウリングに熱心だったことがある。私のPBの220?だったかもこのころのものだった。

私も含めみなマイボウルを持って毎週通いつめ、当時彼はそこのマネジャーだった。

そこは某大手繊維会社の跡地の事業で某ダイエーも入っていて、その繊維会社自身が運営するプールやジムも併設しているスポーツ施設の一部だった。

ここのプールはうちの3人の子供たちの赤ちゃんスイムに行っていたり、後年私をトライアスロンに導いた女性コーチも実はここで子供達を指導してくれたご縁があった。

ボウリング場では内輪でコンペのあとパーティーをしたり、中部の業界のコンペも誘致してパーティーも開催したりして、私のチームが優勝したりもした。

その時世話になったのが、今回連絡したY氏だった。

その施設はダイエーも不振だったのだろう、名古屋の中央部にあったが撤退し、スポーツ関連も親会社の意向で数年前に整理され、今は某UNIQLOとかいろんなテナントだけの商業施設になってしまった。

そんなある日急に彼が私の会社に訪ねてくれた。

聞けば某大手飲料メーカーに転職し自動販売機を置いてくれないか?と営業に回っていたのだった。

たまたま当時私の会社もスタッフに要望があったので導入を決めた。

名刺の番号にかけてみるとすでにその番号は使われておらず、社名でググると今度は連ドラで話題になっている業界最大手に吸収されたことが解った。

駅前に移った名古屋の窓口に電話を入れて彼の名を告げると幸いなことに窓口で事情通が居てくれた。

驚いたのは「Yは亡くなりました。」と聞かされたことだった。

5年ほど前に肺癌で亡くなったのだと言う。51歳だったとの事。私と同い年だった。

今日後任の方が相談にのってくれるといってお会いすることになった。

思うと私の会社もすでに無く、世の中の移り変わりに翻弄されたような彼の短い時間に「無常」を強く思い起こさせた。

彼の冥福を祈る。