愛犬クラブ | 雲の呟き

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最近長く在籍した犬種クラブを退会した。

初めてコリーを飼い出した頃はいろんなメンバーに様々教えてもらい、自分も楽しみにドッグショーでリングで愛犬をハンドリングした事もあった。

入賞もしたが、それなりに分かってくると勝てる犬、標準にあった犬が見えてくる。

愛犬は可愛いがチャンピオン犬にまで持ち込むには、最初から相当な逸材以外は飼い主はかなり熱意をもってたくさんの地方の大会に出陳しないといけない。

それにオスの場合、仮にチャンピオン犬になれても繁殖、交配の縁談をもらって子供を残せるのは一握りのエリート犬で、メスに比べて大変らしい。

結果、費用をかけてブリーダーにお願いする方が子孫を単に残したいだけなら簡単である。

もっとも犬は安産だからできた子犬達の引き取り先も考えてあげないと一気に5-6頭飼うことになる。

それはそれで楽しいけど、一頭当りの費用は、食料だけでなく、毎年狂犬や混合ワクチン、歳をとって体が弱ると人間と同じで医療費は莫大になる。

ここまで考えると何故ショーに出すのかは個個人の価値観次第になる。

そんなこんなで最近は全くショーに関心がない。

ところが私の在籍した犬種クラブだけでなく多くの犬種クラブ、はたまた全国規模のドッグクラブのほとんどが、しつけや交流会もあるが、活動の主体は「ショー」になりがちだ。

勢いショーで勝つ犬を持つブリーダーや犬舎と勝てないところで上下関係が生まれる。これがまた面倒な事にジャッジにも微妙な心理が働く事もあり、ショーではグレーな部分が多く語られる事になってしまう。

最近私のクラブではある有力なブリーダーとクラブとが名誉毀損で訴訟沙汰になるほど揉めている。

こんな醜聞も退会を決めた理由だ。

一方標準に重きを置くために近親交配に近いものも散見する。3世代前は同じオスというのはざらかもしれない。

血が濃いとやはりいろんな遺伝病に注意しないといけない。

イギリスでは歴史的に繁殖が盛んで優れた犬達を作り出したが、行きすぎた繁殖の被害にあった犬がたくさんいるというレポートを読んだことがある。

こうした犬種クラブの理事会には監督官庁の天下りが住み着き旧態依然、前例主義、事なかれ主義が横行しているときく。

ペットブームが終わったと言われる。

犬種クラブはその有り方を問われている。

だが基本拘わるメンバーは犬が好きというのがスタートラインには違わない。

組織というものができると避けがたい大きなジレンマである。

だがそれもこれも人間の都合に過ぎない。基本に戻れさえすれば自ずと見えてくるものはあるはずだ。