天体ショー | 雲の呟き

雲の呟き

流れる雲のように、浮かんでは消えていくものの名残を文字にしています。
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悪しからず御理解願います。

金星の日面通過、次は105年後だという。今朝女房と話していて今からスターウォーズのハンソロのように炭素冷凍にでもして仮死状態で70年ぐらい過ごすか、光速かそれに近い速度で数年宇宙旅行でもすれば西暦2117年の地球に戻って天体ショーを見ることができるかもしれないという話を交わしていた。仮にそれができてもそのときには上さんはいない、ひょっとすると自分よりも老けたわが子と再会できるかもしれない、ことによるとそれもなくて本当にひとりぼっちの浦島太郎になる。そんな未来なら生きていたくない。愛する者たちと離れて生きていてもと思う。

 東日本大震災では本当にこれと同じようにたった一人だけ残された人も多く居ることだろう。身よりも無く辛い思いをした被災者の気持ちに思い巡らすと胸が痛む。

 普段知覚できる身の回りの宇宙は立体に時間軸を足した4次元の世界である。松尾芭蕉のいう行き交う人は皆旅人なわけで、何かの縁で袖スリ合っている互いの命なのである。千載一遇とか一期一会とかの例えがあるが本当にその日その日がすべてなのである。

徒に過ごすことなど仇おろそかにしてはいけないのであるが、皆普段はそんな意識を知覚することなく過ごしていって流れてしまうのだ。
強く戒めて貴重な瞬間を大事にしていきたい。