7年越しの告白・3
照明を落とした部屋、重ね合わせた体から息苦しいほどの熱気が伝わってくる
唇、首筋、乳房、触れられた箇所が火照り更なる快楽を求めて疼く
もはや話を聞く余裕すらない私の耳元で店長が何かを囁く
もらう?何をもらうって?回らない頭で必死に考えるが答えが出る前に
今まで乳房を弄んでいた右手がスルスルと下へと降りていった
軽く触れられただけで鋭い刺激が走るそこは
すでに自分の意志ではどうすることもできないもので溢れていて
大胆な指の動きをさらに滑らかなものへとしていた
許容範囲を超える快感にただただ嗚咽のような声を上げることしかできない私を
じっと見つめていた店長が手を止めた
私の呼吸が整うと2本の指をゆっくりと私の中へ侵入させる・・・少しきつい
苦しいような気持ちいいようなどっちつかずの感覚
そして奥へ到達すると細い指が探るように私の中で動き始める
初めは鈍く痺れるような感じだったそれは
やがて無視できないほどの快感となり
私を限界へと押し上げていく
呼吸が浅くなり、シーツを掴む手に力が入る・・・・来るっ!!
硬直した体に何度も何度も快感の波が押し寄せる
まだ肩で息をする私を優しく抱きよせ髪を撫でてくれる店長
あたたかい・・・・そう、このぬくもりが欲しかった 愛しい人のぬくもり
しかし、思う気持ちが強い程失う不安も大きいわけで
今の雰囲気にそのまま身を委ねられたらいいのに
心の中に生れてしまった不安がそれをさせてくれない
不意に7年前の感情が生々しく蘇る 苦しい、胸が締め付けられる
こんなに切なくなるなら抱かれなければよかった・・・
「泉・・・?」
覗き込んだ店長の温かい手が涙に濡れたほほを拭う
その手の温かさにさらに涙が溢れる
「不安で・・・苦しくて・・・」
気持ちが高ぶりそれ以上の言葉が出てこない
「泉、お願いがあるの」
店長の眼差しが温かい
「ずっと私のそばにいてほしいの、これからずっと・・・あなたを他の誰にも渡したくない」
息が詰まるほどきつく抱き寄せられる
「私だけの泉でいて・・・」
最後の言葉にまた涙が零れた
でもこの涙はさっきとは違う涙
私の不安を溶かす幸せの涙
