帰ってまいりました。厳冬のマドリッドですが、グラナダについても寒さは全然変わらない・・・最低気温は既に両方とも0度以下です。でも行き帰りのバスは暖かく、とても快適でした。片道5時間でしたが、途中休憩があったこともあり、ぐうぐう寝たり本を読んだり映画を見たりしている間についてしまった感じです。


週末は、寒かったけれど本当に楽しかった!仕事も大学も忘れたよ、という感じです。めんどうくさい一連のパペレオ(事務手続き)も忘れて、友人たちと会ったり、連れとぶらぶら観光したりして、楽しく過ごしてきました。ちょっとご報告しますね。


ちゃんとした観光はほとんどしなかったのですが、今まで見に行ったことのなかった王宮の近くまで行ってみました。なんとう豪華な・・・本当にここに人が住んでるのか、というほどの馬鹿でかさです。ここに住んでいたら、一日外に出ないこともいくらでもありそうな気がします。ついこの間スペインの皇太子夫婦にお姫様が生まれたので、あの人たちはここでどう毎日過ごしているのかね、などと思ったりしました。まさに庶民の生活とはかけ離れている・・し、しかもそれを全部庶民の支払う税金でまかなっている、ってちょっとヘンな気がするのですが。

palacioreal1


行列が長かったので中の見物は諦め、建物の一部でやっていた展覧会を観てきました。ベラスケスと同時代(16世紀末だったかな)の画家でしたが、ボデゴン(静物画ですが、食べ物がやたらと多い。果物と肉とか、パンとか)が多かったので、私にはイマイチでした。名前も忘れてしまった・・・。


大きな都会はどこでもそうなのでしょうけれど、マドリッドもいろいろなエリアによって雰囲気が違うところがいいなあと思います。前回行って、最高!と思ったのは中心部のChuecaというエリアで、素敵なバルが連なるエリアですが、ロンドンのソーホーに似ているなあ、と思ったら、ソーホーと同じくここもゲイのエリアなのだそうです。今回は、ちょっと散歩に行きました。お店もここらへんは素敵です。

Xmas1


インテリアや雑貨のお店がたくさんありますが、どれも面白くて、入り浸ってしまいました。やっぱりこういうお店は、都会のほうが一杯ある!と実感したりして。もうクリスマスの飾りも多く、見ていると欲しくなってきてしまいます。


まあ当然ながら、値段はすべてグラナダよりはずっと高いです。何をするにしても買うにしても。今回は、友人の住んでいるBilbaoの近くで飲んでいましたが(ここら辺もバルが多くて、活気のある街です。日中は知りませんが)、大体グラナダの1.5倍くらいの感じでしょうか。友人はもともとマドリッド出身の人ですが、以前にグラナダに住んでいたときの仕事よりもお給料は減ったそうで、これじゃ食べていけないわよ、とぼやいていました。グラナダでは病院で研究職、今は看護婦をしながら、研究職の仕事を探しているそうです。


やっぱり都会だなあ、と思うのは地下鉄があるところ。東京では毎日乗っているくせに、久しぶりにマドリッドに来ると、最初に地下鉄に乗るときにはいつも「おお」と妙に感心してしまいます。すぐその感動は薄れますが。今回も感動していたのですが、よく見たらドアにこんなサインが貼ってありました。

metro1


わかる。わかりやすいんですが、笑っちゃいませんか、このへっぴり腰。ロンドンの地下鉄では、心臓が止まりそうな勢いで Mind the gap とどなっていますが(知人はこれが「満員だぎゃー」と聞こえて仕方がない、といっていました)、このシールはいいかもしれない。なんだか「おーぅ」とかなんとか言っていそうですよね。


次回は少し、今日行ってきたラティーナ地区の日曜市についてご報告いたします(市が好きなのです)。

ちょっと週末、マドリッドに行くことにしました。といっても、バスで5時間なので「ちょっと」どころの話ではないのですが・・・今夜遅くに着く予定です。連れはセビリアから特急AVEで向かうので(私よりはお金持なのです)、出る時間は一緒なのに、しかも距離はあちらのほうが長いのに、着く時間には3時間くらい差があります。いいなあ。


グラナダからマドリッド往復のバスはなんと25ユーロと、びっくりするほどの安さです。その分宿泊料はグラナダよりはかなり高いですが、交通費だけならセビリアに行くより安い・・・なぜかは謎ですが。仕事も一段落ついたし、大学もまあちょっとだけ一息ついたので、マドリッド出身で去年までグラナダにいた友人に会いに行くことにしました。


というわけで、数日間留守にいたします。マドリッドで何か面白いものを見たら、ご報告いたしますね。

なんだかしばらくグラナダのことを書いていなかったので、ここらへんでまた少しご紹介しましょう。

ほんの小さな一画ですが、グラナダにはアラブ人街と言ってもいいようなエリアがあります。具体的には、街のメインの広場であるヌエバ広場から、アルバイシン地区に登っていく途中の、二本の道で、それぞれカルデリア・ビエホ、カルデリア・ヌエボと呼ばれています。


両方ともぎっしりとお店が道を埋め尽くしていますが、一番目に付くのが土産物屋です。ただここではグラナダ産のお土産ではなく、モロッコ、中東、そしてなぜかこのごろインドの雑貨が売られています。あとはアラブ・北アフリカの食料品店、レストラン、そして以前少し書いたテテリア がたくさんあるエリアです。レストランやテテリアでは、ライブでアラブ系の音楽や、ベリーダンスのショーを行っているところもあります。


ここにはもちろん観光客もたくさんいるのですが、食料品を買いに来ているモロッコ系移民の人たち、シリアやそのほか様々な中東の国出身の店主や従業員、その家族などが多く、スペイン語はほとんど耳にしないと言ってもいいくらいです。英語やドイツ語や・・・そして何よりもアラビア語。咽喉の奥から発音するような、聞きなれない強い音が耳につきます。店から流れてくる音楽もアラブ風の、ちょっと変わったエリアです。


食料品店や、カバブ屋さん(これもたくさんある)についても今度ご報告したいのですが、今日はお土産屋さんを見ることにしましょう。不思議な形のランプや調度品、お茶とその道具、アクセサリーなど面白いものがたくさんあります。


ぱっと目に付くのはこの壁掛け(またはベッドカバーにも使えると思いますが。カーテンとか)。色とりどりのものが、道につるしてあります。きらきらしているのは、小さな鏡のかけらを縫いこんでいるのです。これは多分インドのものだと思いますが、1枚30ユーロくらいで売っています。下の方に、赤いねじれたヘンなものが見えますが、これらは大小のランプ、またはキャンドルスタンドで、モロッコ製です。動物の皮でできています。

calleteteria2


きらびやか、といえばこちらも目を引きます。これはパキスタン、またはインド製の靴ですが(先が尖っているのが男性用だと思います)、同じものを私はパキスタンで大量に買い込んだことがあり、今でも部屋履きに愛用しています。近頃グラナダのこのエリアでも見かけるようになりました。以前はバブーシュと呼ばれるモロッコ製の靴が多く、これもやはりスパンコールや刺繍で飾られていますが、このパキスタン製の靴(クッッシュと言ったと思います)ほどは細工が細かくありません。あ、手前に半分だけ写っていますね。飾りのないのは男性用のバブーシュです。


calleteteria1


・・・とこんなお店が続いているので、見ていてあきません。夜になるとランプをつけるので、なかなか幻想的な感じになります。布や鏡、ランプなどの雑貨を売っているお店です。


calleteteria5


というわけで、わざわざモロッコまで足を伸ばさなくても、かの地の雑貨が買えてしまうのです。グラナダ土産に買ったりすると、「え、どこ行ってきたの?」と言われてしまいそうですが。

しつこくベレン市のことを書いていますが、これで終わりにいたします。

野菜やパン、ソーセージに目玉焼きにパエリア、それに商人も普通の住人もいるベレンの町ですが、やっぱり基本中の基本は聖家族です。最初はこれを買わなければいけません。


belen32


馬小屋と、マリアとヨセフと小さなキリスト。どこかのクリスマスカードで見たことのありそうな光景ですよね。それにしてもマリアがいつもとても若いのに比べて、絵画なんかでは時々ヨセフがすごいおじいさんに描かれていたりして、これじゃちょっと・・・と思うこともあります。このベレンでは頬髯はありますが、ヨセフもそんなに年をとってはいませんが。


藁なんかもあったりしてとてもリアルなのですが、全部が全部ベツレヘム風、というのでもありません。聖家族が南米風のカラフルなポンチョとソンブレロだったり、「中国風」と銘打ってバスローブと着物のあいのこを着ていたりする場合もあります。でもやっぱり一番スペインを意識した聖家族はこれでしょうか。

belen33


うーん、ジプシー風、フラメンコ風・・・水玉の衣装に男性は黒装束、あの平たい黒い帽子までかぶっていて、厩もまるでグラナダでフラメンコの有名なサクレモンテ地区のように、白いごつごつの壁になっています。これはこれで、ベレンの町全部そろえるのは難しいかもしれませんが。


ジプシー、「ヒターノ」は、こちらでは不思議な存在です。こうやってベレンの「スペイン代表」みたいな感じでモチーフになったり、フラメンコの衣装は「ヒターナ風」と呼ばれたりして、完全にスペイン人の考える「スペイン」の一部になっていながら、彼らのコミュニティはやはり差別を受けている部分もあります。グラナダにも観光名所であるサクレモンテのほかにも郊外に「ヒターノの住む町」というかエリアがあって、治安が悪いから気をつけろ、と言われたりします。


それはそうと、ベレン。この市は来月の23日まで続くようなので、またセビリアに行ったときにじっくり見て、気に入った野菜か何かを買おうと思います。ツリーを毎年飾るのも楽しかったけれど、この町を毎年つくるのは子供にはさぞおもしろいだろうな、と思って、ちょっと羨ましくなってしまいます。






ベレン市についてもしつこくもう少し書きたいのですが、ちょっと面白そうな題だったのでこちらを先に。

致命的な大失敗というのは多分ない・・・と思いますが、小さな失敗だったらしょっちゅうしています。あとは怒るツボを間違えたり。「郷に入ったら郷に従え」、違う場所に移ったら、まずは人間観察からはじめないといけないんですよね・・・。


23歳で大学を終えて、ロンドンから東京に就職に帰った時点で、私が実際にそれまで日本で過ごした時間は6,7年だったと思います。しかもそれは人生最初の4年間、あと小学校の後半と中学校の最初だけ、というかなり情けない状態でした。日本語は母国語だから大丈夫!とたかをくくっていましたが、ある社会で生きるというのは言葉だけではない、もうそれは様々な不文律があるのだ、ということにその時点では気がついていなかったので、馬鹿な失敗ばかりしていました。


例えば就職して、無事(?)半年くらいがすぎたとき、同期入社の男性に、「このごろ日本ぽくなってきたねえ」と言われてびっくりしたのを覚えています。どこが?と聞くと、「だって最初は、何か話していても反対するとき”違うのよ!”と話を始めたじゃん。今は”そうね”って言ってから”でもね・・・”っていう」と指摘されて愕然としたことがあります。まさにその通り。相手の言うことに賛成できないとき、悪気は全然なくても「違うのよ!」とはっきり言うのって・・・文法的には正しくてもひょっとして日本語じゃないのかも、と気がついた一瞬でした。遅い・・・それまで、上司だろうと先輩だろうと何か仕事で言われて、「?」と思ったときにははっきりきっぱり「違います!」と元気一杯言っていたのです。道理で「他のことは英語より日本語のほうが話しやすいのに、相手に反対するときだけは日本語だと言いにくいなあ?」などとのんきに思っていたのですが。言われたほうは「うっこのキコクは・・・」と思っていたことでしょう。ああ申し訳ない。その後ココロを入れ替え、反対意見の表明は「そうですね。でも・・」とはじめるようにしたのでした。この最初の会社には、5年間ほどお世話になりましたが、異文化教育までしてもらってしまったことになります。


かと思えば、「う、私が日本人すぎるのか」と思うこともあります。よくあるのは時間の感覚で、一番何度も失敗したのはロンドン時代、パキスタン人の友人と待ち合わせをしたとき。15分、20分の遅れならいいほうで、1時間遅れてくるのもざらにあり、私がきいいいっと怒ってしまうと、「でも来たからいいじゃない。今怒ってるとこれからの時間が楽しくないじゃない。僕なんか友達に3時間待たされたことあるけど別に普通だったよ」と返されたことです。。それならば、と頑張って遅れていこうとするのですが、どうがんばっても15分くらいしか待ち合わせの時間に遅れられず、結局その後延々と待つことになったりしました。携帯電話などない頃のこと。その後かの国に行って、時間の流れ方が全く違うのを目撃してそうか・・・と納得したのですが、その場合も郷に入るのは難しかった・・・。この異文化の衝突のおかげで怒りながらすごした待ち時間が全部で何時間になるのか、恐ろしいくらいです。何か月分も怒っていたかも。でも損をしているのは私だけ、というところがまた口惜しい。


という感じで、大きな失敗ではないですが、小さな衝突はしょっちゅうあります。スペインでもお役所仕事などの時間の感覚の違いで怒ってばかりいる気がするし。






グラナダに戻ってまいりました。セビリアよりもずっとこちらのほうが冷え込みます。もう吐く息が白い感じで、夜は電気ストーブがかかせません・・・。


というわけでグラナダにいるのですが、セビリアのベレン市についてもう少し。昨日は野菜とか小物の模型をちょっとご紹介しましたが、ベツレヘムの住人の模型もなかなかリアルで楽しいのです。大体商人か、職人か、農家のおかみさんとか親父さん、そして羊飼いなどですが、こんな感じで売っています。


belen27


これは布屋さんのストールですよね。女の人が布を選んでいますが、手前におばあちゃんと孫が見えます。おばあちゃんのショールに注目。なぜかフラメンコ風なのですが、ここら辺がやっぱりスペインのベレンなんでしょうか。


でもみんながいつも布を売ったりパンを売ったり、豆シチューを売ったり、斧をつくったり豚を殺していたりするわけではなくて、別に働いていない人たちもしっかりいます。

belen30


このカップルですが、ちょっと見難いですけれど、女の人がスプーンでシチューか何かを食べているのに、男の人が塩か何かをかけてあげています。ほのぼのとした食事のひと時なんでしょうか。「ちょっと味が薄いんじゃないの」という感じですかね。後ろには酔っ払っているらしい人も見えます。

聖家族とかその周りの畑、牛とか馬とかだけではなくて、このようにお店とか酒場とか、食事しているそこらへんの人たちとか揃えだすと、街が果てしなく広がっていきそうで、お金もかなりかかるんだろうなあと気になったりします。


もちろんこういう人たちは野原で食事をしているわけではなく、ちゃんと家なり酒場なりを買い揃えるわけです。ベレン市にはちゃんと家もこのように売っています。

belen36


大小様々予算に合わせてあります。全部基本的には白いところが中東風なんでしょうか、やっぱり。こうやって家を揃え、人を揃え、植物を揃えていくのです。はまりだすと本当に止まらなくなりそうですよね。





聞いていたよりも早く、18日からベレンの市が始まったので、早速昨日行ってきました。今までは市庁舎前の広場だったのですが、今年はカテドラル前の広場に、ベレンの出店がずらりと軒を並べます。

以前も少しだけ書きましたが、ベレンとはベツレヘムの模型、こちらのクリスマスの飾りです。


あったあった・・・何からお伝えしていいか迷ってしまうくらいですが、微に入り細を穿った模型たち、ベレンの村の住人や住居などもいろいろありましたが、私はやはり日常品の模型にどうしても目が行ってしまう。なんだかリアルなのです、とても。たとえば、こんな感じ。


belen19

これ一つ一つ、小指の爪の先くらいのサイズです。でも南瓜もレタスも、長ネギもニンニクもスイカも人参もある!ちょっとスイカとかニンニクのサイズがヘンですが、それもご愛嬌です。一つ単位で売っていて、いくらくらいかなあ・・50セントくらいから1ユーロ弱くらいまで、お店によっていろいろです。ものによっては、本物の野菜を買うよりもずっと高い・・・これはベレンの村の市場をつくったりするのに使うのでしょう(あと畑とか)。小さな籠をまず買って、その中に入るだけそれぞれ野菜を買うのでしょうから、結構馬鹿にならない値段かも。


そのほかにも食べ物の模型はいろいろあって、なかにはさすがスペインだよ・・・と感心してしまうものもあります。たとえばこれ。

belen18


フライパンに入った目玉焼きとソーセージ・・はとにかく、小さなパエージャが売っている!そんなもの昔のベツレヘムにあったの?というのはあまり関係ないらしいです。ちなみに目玉焼きと一緒に黒いソーセージが入っているのがありますが、これは豚の血で作ったものを模したのだと思います。でも連れがいつもつっこむように、そのころのベツレヘムの人たちはユダヤ教徒のはずだから、豚肉は食べないはずなんですよね・・・まあそこらへん、細かいんだか大雑把なんだかよくわからないスペインのベレンです。


belen15


食べ物ばっかりではなんなので、ちょっとそのほかにも。なんだか本当に売っているボウルとかお皿と変わりませんが(模様とか)、これも小指の先くらいの大きさの瀬戸物が積まれています。綺麗でかわいくて、つい毎年何枚か買ってしまうのですが。一枚1ユーロくらいなので、本物を買うよりは安いか・・・。


ということで、今日は小物の話ばっかりになってしまいました。でもモノばかりでなく、ベレンの住人もなかなか凝っているので、明日にでもご報告したいと思います。



エトナさまからバトンがまわってきました。初めてなのでちょっとやってみますね。といってもあまり得意な話題とはいえないのですが・・なんせ「恋バトン」ですから。まあお付き合いくださいませ。


Q1:あなたの名前と性別は?

granda、女性です。なんだか昔はあんまり女性だという意識がありませんでしたが、トシをとってくると、もう「今更変えろといわれても無理だな」という感じでじわじわ性別がアイデンティティにしみこんできた気がします。


Q2:現在恋人または好きな人はいますか?


イギリス人の連れがおります。


Q3:今まで一目惚れしたことありますか?


あります。でも結構そういう人とは友人になってしまうことが多い。というか、男性でも女性でも最初の印象で「何かイイゾ!」とぐぐっと惹きつけられることって結構あります。それで最終的には、大体オトモダチになってしまう。


Q4:恋人に求める条件を三つ挙げてください。


うーん・・・なんだろうか・・・

・アタマのいい人に弱いです。それもどちらかというと、ビジネスとかに直感の働く実際的な頭のよさよりも、あまり実生活には役に立たないことでも博覧強記、かつただ知ってるだけじゃなくてそれをわかりやすく解説してくれる人にとても弱い。なるほどー、と簡単に感心しちゃうんですね。これっていつか命取りになるかもしれん。


・男だから、女だからとかワケのわからん役割分担を絶対にしない人。役割分担は気が済むまで言い合って決めましょう。やっぱりお互いに理屈を通さなきゃ。


・落ち着いている人に弱いです。自分がとても短気、かつすぐパニックするので、すごくくだらんことでも「どどどどうしよう」とすぐ人にサポートを求めてしまう。そこで、「大丈夫、大丈夫」と言ってもらえることがとても大切なのです。仏像のように落ち着いている人、またはsafety blanket (子供がどこにでもひきずっていく毛布。私も小さい頃持っていました)のような人が理想かも・・・ってどんな奴だそれは。


Q5:今まで付き合った方、好きなタイプと一致した?


まあそうですね。落ち着いてない場合もあったけど。


Q6:自分から告白しますか?それとも待つ?


場合と相手による。


Q7:結婚願望はありますか?


うーん・・・パートナーはいたほうがいいです。子供は・・・子供は大好きなのですが、自分が子供を持つ、というのはまだ実感がわかない(そんなことを言ってるトシでもないんだけど)。「結婚」式とか、新婚旅行とか指輪とか、別にそういうものには興味ないです。


Q8:失恋したらどうしますか?


どうしますか?って昔失恋しましたよ、がっちり・・・立ち直るのに気が遠くなるほど時間がかかるので、できれば失恋はしたくないですねえ。まあヤケになってお酒など飲んで(普段から飲んでますが)、友人と話をしまくって、仕事に打ち込んじゃったりするかもしれないですね。それでわけのわからん人と付き合ったりしそうですね。その後正気に返って反省するんだけど。


Q9:今現在の自分の恋愛を表す曲は?


曲?!考えたこともなかったですねえ。えー?それではなんだか笑ってしまう、でもほのぼのとするブリテンのシンプル・シンフォニー第四楽章!


Q10:次に回す方五人を指名してください。


ということで、どなたか!まだやってらっしゃらない方がいたら、どうぞ名乗りを上げて持っていってくださいなー!

セビリアのある団体が提供しているコースで、あんまり面白そうなものがあったのでつい登録してしまいました。月に1回だし。題して「アル・アンダルスの歴史と文化」、アル・アンダルスとはムスリム支配下にあったスペインのことを指します。必ずしも今のアンダルシアだけではなく、もっと北までムスリム支配だった頃には、アル・アンダルスにはたとえばトレドなども含まれていたのです。全部で授業が8回、これで学生だとなんと35ユーロという安さ。やっぱり物価は安いですよね。いろいろな大学の先生が1回ずつ授業をしてくれるのです。


それで昨日が1回目でした。簡単な歴史でしたが、はるかな中東からここまで、人や文書のやりとりを通じてどのように文化が伝わってきたかについての、とても面白い講義でした。まあそれはそうとして、そこで一人のものすごい美女を見かけたのです。年のころは多分37,8歳、すらっとして背が高く、黒曜石のような瞳とオリーブ色の肌をしていました。ジーンズに赤いレザージャケットでしたが、多分北アフリカか中東の人だと思います。ベレベレ族のじゃらじゃらした宝石をつけて、もしくは刺繍が一杯のカフタンか何かを着て、アラブか北アフリカの街の雑踏に立ってほしい感じでした。なんというか、ちょっと美人、とかいうんじゃなくて、あんな風にあからさまに圧倒的に美貌のヒトってどんな気分がするもんなんだろう、とつい考えてしまいましたよ。


まあそれで、美人の話でもしようかなと思ったわけです。セビリアで一番有名な美人は多分この人でしょう。

macarena1

マカレナのエスペランサ。セビリアはマカレナ地区のマカレナ教会にいるマリアさまです。どのような仕組みになっているのかはよくわかりませんが、こちらではマリア様にいろいろな名前がついています(「この場面のマリア様」と場面ごとに決まっているらしい)。例えばドロロッサ(痛み、悲しみ)、エスペランサ(希望)、といったふうに。このマリア様はエスペランサなわけですね。泣いているのは、キリストが磔刑にされてしまったからです。


この彫刻は17世紀のものですが、顔や手は木でつくられており、彩色されてできるだけ本物に近くつくられています。等身大より少し大きいくらいでしょうか。イースターにはこの彫刻を御神輿に乗せて練り歩くので、できるだけ重くないように、ということか、胴体など衣装で隠れてしまう部分は作られていません。衣装というのが、金銀の刺繍でこれまたすごいのです。写真が白黒ではっきりしなくて申し訳ありませんが、こんな感じです。

macarena2

なんだかものすごくものすごく豪華なのです。しかもこのエスペランサは、宝石もちでもあります。マカレナ出身の有名な闘牛士、ホセリートが、大きなエメラルド七つ(だか五つ)をあしらった、花の形のブローチをプレゼントしたのです。イースターにはちゃんとそれをまとって現れます。


マカレナのエスペランサと並んで美貌を誇っているのが、同じくセビリアのトリアナ地区のエスペランサです。イースターには、この二人のどちらが美人か、とそれぞれの地区の人たちがマリア自慢をしたりします。この二人についての歌まであって、なんというか、とにかく何事も中途半端じゃない感じです。まあこれも宗教が生活に密着しているから・・・なんでしょうか。セビリアのイースターは本当に半端じゃないので、そのころここに居たら、是非ご報告したいです。


まあなんにしても、美人がいるのはいいですよね。



スペイン語は景気のいい言葉です。なんでもとにかく、たくさんあったほうがいいらしい。


セビリアの語学学校に通っていたころ、受付にはいつも新聞がおいてありました。まあ全然読めなかったのですが、ぱらぱらめくっているとやたらとEE.UU.という言葉が目に付く。EUのことかなあ、でも何かヘンだなあ、と気にかかっていました。


その後CC.OO.というのを目にして、なんだこれは、と思ってついに人に聞いたのでした。EE.UU.はEstados Unidos で米国、CC.OO.が Comisiones Obrerasで労働組合とのこと。なんで二文字ずつ並べてるの?と聞くと、一つじゃなくて複数あるから、というお答えが返ってきました。つまりEstado"s" Unido"s"だから、ということですね。


納得したようなしないような気分でしたが、そもそもなぜそんなに「複数あるのだ」と強調したいのか。確かに英語に比べればスペイン語は名詞が複数だったら、形容詞も複数になったりして、ちょっと数にはウルサい感じではあります。黒い犬が複数いたら、perros negros になるわけです。でもこれも、犬が二匹いたら、「黒い」も二つあるからこれでいいのかな・・・と思っていると muchas cosas などと言います。mucha はたくさん、cosa は「物」ですから、many things ということですが、なぜもともと「たくさん」を意味するmucha を複数にするのか。謎です。


そしてだんだん、これはひょっとして数が多いのが好きなだけでは・・・という気がしてくるのです。気がつくと、挨拶の今日は、とか今晩は、も buenos dias, buenas noches となぜか複数です。なぜだ?英語でもフランス語でもこれは単数だし、そもそも「今日」なのになぜ複数なのか。ということをスペイン人の友人に聞いてみたら、絶句して、「・・・なんてクダラナイことを考えているの、よっぽど暇なのね、ちょっとあたしの仕事をわけてあげようか」といなされてしまいました。


そもそも日本語が母国語なせいか、私にとっては単数複数の区別は結構くだらない!というふうに思えてしまいます。だって S をつけて何がわかるのか。「一つじゃない」・・・けどあとは二つか百万個かわからない、というような情報に果たしてイミがあるんでしょうか。まあこれは一人でも友「達」と言って気にしない日本人の考え方なのかもしれませんが。


最後にちょっと面白いかな、と思った例を一つ。下は村上春樹の本の原文、スペイン語訳、英語訳を比較したものです。数に注意。


日:・・・いつも古着屋で買ってきたようなぶかぶかのツイードのジャケットを着て・・・

西:Vestia (...)chaquetas tweed que le iban grandes, compradas en tiendas de ropa usada...

英:...decked out in an oversized herringbone coat from a second-hand shop...


ジャケットはスペイン語でchaqueta、店はtiendaです。日本語は確かに単数複数で形が変わりませんが、この文脈だったら普通は単数で考えますよね・・・何枚も同じようなジャケットを持ってる、と考えるか普通?ということで、英語は「古着屋」も「ジャケット」もきちんと単数になっていますが、スペイン語では両方見事に複数になっています。ジャケット一枚より古着屋一軒より、何枚も何軒もあったほうがいい。やっぱりスペイン語は景気のいい言葉なのです。