昨年の9月の話で恐縮だが、シルバー・ウィークに博多の結婚式に呼ばれた。折角の遠出の機会。日頃放り放しの家人に慰労の意義を込め、湯布院に足を延ばすことにした。
羽田空港近くのホテルは叶わずに品川プリンスでの前泊となる。ロビーはごった返す客の波。受け付けは一列に10か所。
夕食は最上階の ”TOP OF SHINAGAWA” 。 宿泊客の優待席で久し振りに都会の夜景を楽しむ。
翌日は6時起床。空港直行の京成エアポート急行に乗る。
空港は、ここもごった返す大混雑。早めだが、とにかく中へ入る。
座席シートは、片や業務出張、片やそれに合わせた個人旅行。めったに乗らない家人を窓側にして並ぶための工作が大変。料金の支払い方法や期限など面倒な立てわけ処理を経て、当日は見事並座。写真は窓側の家人が撮影。
ホテル到着11時。宅送の礼装一式に着替えて 軽食。連れ合いは市内観光に。こちらは結婚式場に。
近年には珍しい100名を超す披露宴は3時間。おめでとう! 夕食は天神の「えん」で親友と。
翌日は博多発11時のJRゆふいん号で由布院へ。途中、泊ってる電車・すれ違う電車はどれもこれも初めて目にする楽しい色形。楽しいこと。ホントはゆふいんの森に乗りたかったのに、発売10分で売り切れで手に入れることが出来なかった。
沿線の駅に咲く彼岸花 乗り込む前に買った駅弁にパクつく
九州は、JRを含め鉄道車両の種類が豊富、そのうえユニーク。爺様にも子供時代が蘇る。楽しい。
降り立った由布院駅は浅草並みの混雑。早々にタクシーで市内観光に
宿は『山のホテル 夢想園』。予約したのは5月GW後。
お食事処は、別棟だが、ここの佇まいがなかなかのもの。しっとりとした木造造り。洋風の書斎的雰囲気。棚には思わず手を出したくなる初版本の名著がずらり。オーナー若かりし頃、読みまくった蔵書だという。
ピッチよく出される料理。格別豪華というのではないが、味を大事にした温か印象の料理類。
受付・部屋掛・庭清掃・浴場掛・食事処。若い人たちが多いが、よく教育されているのだろう、実にさわやかな従業員の皆さん。帰りのタクシーの運転手さん。「どのお客さんも、接客態度をほめてます」と。
初めて訪れた湯布院。いい印象だ。また行きたいな。