「オリーブだった私へ。」
小学校4年生。 母と父の離婚劇に巻き込まれた私は、栄養失調気味の超細身体型。
5年生で転校。そこで付いたあだ名は「オリーブ」。
彼氏はいないけど、設定上は「ポパイ」。
校内を歩いていると、遠くから小さな声が飛んでくる。
「ヘイ!オリーブ!」
ランドセルがまだ体より大きいような1年生たちが、私を見つけて手を振ってくる。
その声は、軽やかで、無邪気。
私はちょっと笑って、腰に手を当てながら返す。
「ポパイちゃん、ほうれん草を食べて大きくなるのよ〜!」
すると、彼らの顔がぱっと咲いたように笑顔になる。
あの頃の私のかたくな心を、とろけさせる愛があった。
あれが最後のモテ期だったのかもしれない。
ああ、早すぎた春…終わったー。
「昔はオリーブ、今はデブリン」。
でもね、どちらも私。
デブリンのこのフォルム、けっこう気に入っているのです。
自画自賛? 上等だぜ!
だって、自分を好きでいられるって、最高じゃない?
