9月17日。
日曜日。
雨。
カーテンを開いた。
そして、すぐにカーテンを閉じた。
今日も生憎の雨である。
というか台風が直撃らしい。
はっきりと断言しよう。
台風は嫌である。
しかし台風で一つ思い出した事がある。
昔、俺がまだ可愛い可愛い小学生だった頃。
台風が来るたびに、友達と校庭に集まった。
あれは何だったんだろう。
雨の日は濡れたくないので外には出ない。
出たとしてもなるべく濡れない様に傘を挿す。
しかし台風となると何故かバカになる。
傘も挿さずに校庭ではしゃぐ。
台風に負けないよう豪雨や暴風に立ち向かう。
土砂降りの中でグラウンドを走り回り飛び回る。
ちょっと空飛べた!と自分を過大評価する。
挙げ句の果てにはサッカーとかしだす。
服がビチョビチョで体重くて走りずらかったり。
えげつないカーブがかかったり。
それを見てまた友達とゲラゲラ笑ったり。
なんだか物凄く楽しかった記憶がある。
で、帰宅して親に激怒される。
翌日、学校でも先生に怒られる。
そのまた翌日くらいに体調崩す。
で、更に親に激怒される。
それでも、俺達クソガキは楽しかったんだろう。
じゃなきゃ同じ過ちを何度も繰り返さない。
今となっては非常に良き思い出。
台風が来ると嫌悪感しか抱かない現在。
交通機関や仕事に影響でたりテンションも下がる。
台風が来ると楽しかった小学生時代。
常識だったりルールだったりリスクだったり。
何も知らず何も恐れず何もなかったあの頃。
けど、今では感じれない何かが確実にあった。
とまぁ、そんな事を思い出してみた。
そして再び、カーテンを開いた。
さっきより雨足が強くなっている。
でも、今日も平和そうだ。
写真は本当に何も関係ない。
以上、確認お願いします。
松本ししまる