人口動態統計の年間推計
よく人口動態や少子化に関して報道される内容には、必ず元データがある。その中には一通り把握しておくべきデータもある。今日はその内の一つをご紹介したい。
今年元旦付けで公表された人口動態統計の年間推計とは、文字通り、その年(この資料の場合2010年)の日本人がどのように増減したかを示す資料である。
出生数は107万人と引き続き低いが、2005年の106万人は僅かに上回り、戦後最低を更新するには至らなかったため、あまり大きなニュースにはならなかった。しかし、婚外子の少ない日本において、出生数を規定する大きな要素となる婚姻数については、706千件と1955年以降では1987年を除くと最低を記録する見込みとなっている。
婚姻数については2005年に一度底をうった後、2009年からそれを下回る件数となってしまっている。団塊ジュニアも30代後半となり、結婚する気がある人は既にしてしまっている状況なのだろう。
ちなみに婚姻件数から離婚件数を引いた件数、つまり夫婦の純増数については、2002年に50万件を大きく割って以来、戦後最低レベルにある。昨年は455千件と、戦後最高だった1972年の992千件の半分以下である。
フランスのように婚外子を増やすことによる少子化解消もありうるが、日本で馴染むかどうかは未知数である。できれば夫婦合い携えて、子育てをしていくような社会が望ましいと思う。ただ、シングルマザー、ファザーの負担は想像を絶するものがあるので、そのケアももちろん重要である。
婚姻件数にもどるが、この婚姻件数の減少傾向が、近いうちに出生数の減少につながっていくだろう(劇的な景気回復があった場合は別だが)。その際に大慌てする前に、着実に少子化対策に取組む必要がある。
次回は、「家族計画」の点から出産の問題に取組んだ良著についてご紹介したい。
今年元旦付けで公表された人口動態統計の年間推計とは、文字通り、その年(この資料の場合2010年)の日本人がどのように増減したかを示す資料である。
出生数は107万人と引き続き低いが、2005年の106万人は僅かに上回り、戦後最低を更新するには至らなかったため、あまり大きなニュースにはならなかった。しかし、婚外子の少ない日本において、出生数を規定する大きな要素となる婚姻数については、706千件と1955年以降では1987年を除くと最低を記録する見込みとなっている。
婚姻数については2005年に一度底をうった後、2009年からそれを下回る件数となってしまっている。団塊ジュニアも30代後半となり、結婚する気がある人は既にしてしまっている状況なのだろう。
ちなみに婚姻件数から離婚件数を引いた件数、つまり夫婦の純増数については、2002年に50万件を大きく割って以来、戦後最低レベルにある。昨年は455千件と、戦後最高だった1972年の992千件の半分以下である。
フランスのように婚外子を増やすことによる少子化解消もありうるが、日本で馴染むかどうかは未知数である。できれば夫婦合い携えて、子育てをしていくような社会が望ましいと思う。ただ、シングルマザー、ファザーの負担は想像を絶するものがあるので、そのケアももちろん重要である。
婚姻件数にもどるが、この婚姻件数の減少傾向が、近いうちに出生数の減少につながっていくだろう(劇的な景気回復があった場合は別だが)。その際に大慌てする前に、着実に少子化対策に取組む必要がある。
次回は、「家族計画」の点から出産の問題に取組んだ良著についてご紹介したい。