小さい頃、子供の自作童話の募集があった。
その頃から文章を書くのが好きだった私は、ファンシーショップで買った、可愛いノートに、物語を一気に書いた。我ながらよくまとまった話だと思った。
母も、「よく書けたね。応募したら、良い記念になるよ。」と言ってくれた。
で、応募しようとしたが、少し直したくなった。少し直すと、もっと直したくなった。
締切日が近付き、まだ納得できない状態だから、出したくない!と、出さなかった。
・・・・だけど・・・・、
もしかしたら、出すのが恐かったのかなあ?
幼い私は、何も入賞しなかったら、なんとなく、書くのを辞めなければならない気がしてた。
大人になって、普通にきちんと社会で働いて、気軽にネットで文章を書けるようになった今、好きなことは、気楽にやってもいいんだ、と思えるようになった。
他人から見て、あまり上手とは言えないなあ、ということでも、楽しんでるご本人は、とっても嬉しそうで、それで元気になれる。それでいいのだ。
最近、ふらりと立ち寄った店にエッセイ募集のチラシが。
子供の頃の怖がりな私を思い出した。
「いいんだよ、下手くそでもさ、楽しければ。」そう言ってあげたくて、チラシをカバンに入れた。
子供の時と同じように、一気に書き上げ、何度も直し、そして、あの頃と同じように、出すのが恐くなった。
・・・・・だけど・・・・・、出しちゃった![]()
おばちゃんになると、何が良いって、少し図太くなれること!
「はいはい、世間知らずの主婦のおばちゃんですから・・・・・すみませんねえ
。」と笑っておけば、なんとかなる。
原稿をポストに投函した瞬間、なんだか晴れ晴れとした。
結果はどうあれ、私にとっては応募することが重要だったみたいだ。
(まあ、入賞したらめちゃくちゃ嬉しいけど・・・・・・
)
きっと、子供の頃の私も、喜んでるだろう・・・・。 めでたし、めでたし。 ![]()