ともことのセックスでは必ず1回、多くて日に2回、彼女の中に射精していた。
2度目の射精は1度目の射精よりも精子量がほぼなく、ドライではないが精液の量は少ないので、快楽は2回だけれども射精量的には1回分+αぐらいの量だっただろう。
月に2度のデートとはいえ、そんなことを丸3年も重ねていたわけなので、僕がともこに与えた愛情の丈は相当な量になっていた。
(ともこがピルを飲んでくれていなければ、彼女は間違いなく僕の子供を妊娠していた・・・)
ともこには2人のお子さん、僕にも2人の娘がいた。
お互いに妊娠の経験があったし、
ともこも生理的には順調だったので、
彼女の年齢的にもまだまだ僕の赤ちゃんを宿せる体調だった。
この日のデートでも午前中、ともこにこの日1度目の射精をきめ、同時イキしたことで彼女の快楽を最大に引き出した。
「うぁっ!!あっ!!!あああああーーっ!!あーーーーっ!!ああっ!ショウさん、ショウさんっ!!あーーーっ!!・・・・」
射精している最中、ともこは耳をつんざくような悦びの声をあげ、僕にしがみつくようにしながらどくんどくんと動き続ける男性自身を感じてくれていた。
全ての行為が終わり、お互いの激しいオーガズムが徐々に収まっていく中でベッドに二人してぐったりとなって横たわっていた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・ともちゃん、今のセックス、すっごく気持ちよかった・・・ともちゃんもめっちゃ感じてたね」
「・・・ああぁ・・・もうだめ・・・今日もすごかったです・・・ショウさん・・・」
「めっちゃいっぱい出たよ、僕の精子・・・」
「・・・はい、感じました・・・」
「子宮口にどくどくかかってたでしょ」
「はい・・・感じたことないぐらい・・・」(〃▽〃)

僕はともこの下腹部をなでながら話し続けた。
「女性ってオーガズムのとき、子宮が収縮して精子を吸うって聞いたことある」
「・・・わたしもあります・・・」
「吸われた精子のほうが卵子にたどり着きやすいとか、そんな感じなのかな」
「ね、どうなんでしょうね・・・」
「さっき出した僕の精子、ともちゃんもイってたから子宮の中にいっぱい吸われたよね、きっと」
「そうかもですね・・・ふふ・・・」
「・・・ともちゃん、ピルってまだ飲んでくれているんだよね。最近聞いてなくてごめん」
「あっ、はい、飲んでますよ。わりときっちり」
「僕に知らせないで一人で苦しんでいたこととかない?妊娠のことで」
「ぜんぜんないです。安心してください」
「そっか・・・ピルって効くんだね・・・あんなに回数出しているのに」
「そうみたいですね・・・」
「もう、ともちゃんの旦那を抜いているよね、射精の回数と量・・・」
「はい、たぶん・・・主人よりもショウさんからもらった回数のほうが多いと思います」
「まあ、僕の場合、質も量もともちゃんの旦那よりいいからね」
「あはは、もう・・・」(照)

「・・・・僕らが夫婦だったら、今頃赤ちゃん作ってたのかな」
「そうかもしれませんね・・・いや、たぶんそうですね・・・」
「ともちゃんは欲しい?僕とともちゃんの赤ちゃん」
「・・・・はい、わたしは・・・欲しいです、ショウさんの赤ちゃん・・・」
「・・・僕も欲しいと思っているよ、ともちゃんと僕の赤ちゃん・・・」
「そうなんですね、なんだか嬉しい・・・」
「だって見てみたいもの、僕らの子供」
「・・・わたしも・・・同じ気持ちです・・・」
「僕の家庭は女子二人だから、男の子が欲しくてね」
「わたしもショウさんの子を産むなら男の子がいいなって思っていました」
「本当?嬉しいな。絶対可愛いよね、僕らの赤ちゃん。ともちゃん可愛いし」
「わたしは可愛いかどうかは別として、わたし達の赤ちゃんはすごく可愛いと思います」
「ね、そうだよね・・・・」
「・・・・」
しばらく僕らは黙ったまま、身体を寄せ合い二人の未来を頭の中で描いていた。
そこには思い切った覚悟がいる人生が待っているのはわかっていた。
「・・・・ともちゃん・・・ピル、止めてみる?」
「えっ・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・本気で言ってくれてます?」
「本気だよ。ともちゃんと暮らしたいし、ともちゃんとの赤ちゃんが欲しい」
「・・・・」
「・・・ともちゃんさえよければ・・・僕は・・・」
「・・・・・」
ピルを止め、これまでのような膣内射精を伴うセックスを続けると、僕らはどうなるのか・・・それは誰にでもわかる結末だった。
ともこはしばらく黙っていたが、やがて口を開いた。
「・・・ショウさんの気持ちは嬉しいです・・・わたしもショウさんの赤ちゃんを宿してみたい・・・ショウさんに抱かれるたびに女として本当にそう思います」
「そう言ってくれると僕も嬉しい」
「・・・・でも・・・」
「・・・でも?」
「・・・現実的じゃないですよね」
「・・・・・・」
ともこのその言葉には、今の自分の家庭を捨てるわけにはいかないという言葉が入っていることに僕は気づいた。
我が子2人と旦那に背を向け、僕と新しく歩む人生・・・
いくら僕の子供が欲しいと思っていても、目の前にある家庭は捨てられない。
彼女が母親としてそこに残らなければいけない明確な理由があることを僕は感じ取った。
そしてともこはさらに付け加えた。
「・・・それに・・・わたしの身体が多分出産適齢期ぎりぎりなので・・・」
「・・・産むと母体が危ないとか?」
「・・・それもありますけど、あと、しょうがいを持った赤ちゃんが生まれるケースも」
「ああ、聞いたことがあるよ、うちの嫁からも」
「・・・そうですよね、女性なら絶対に気にするところなので・・・あと・・・」
「・・・あと?」
「ショウさんには奥さんもお子さんもいて、わたしも二児の母なので・・・」
「・・・そうだね・・・」
ともこはとても気を遣う女性だった。
こんなときでも僕の嫁と子供らの存在に気を遣っていた。
ともこはどこか寂しそうな表情になっていた。
が、彼女のほうが僕よりも冷静で大人だった。
「ショウさんにこうして抱かれていると、どんな願いでも叶いそうで怖いです・・・(笑)わたしもショウさんとの赤ちゃんが欲しい・・・でも、それはたぶん叶えてはいけない願いのような・・・そんな気がします・・・」
「・・・・」
僕とともこが真剣にピルを止めるかどうか話し合ったのはこれが最初で最後だった。
ともこの言葉で現実と向き合い、冷静になった。
ただお互いに赤ちゃんが欲しいという気持ちは消えることなく、その後のセックスでも赤ちゃんがほしいね発言は絶えることはなかった。
射精時にともこが僕の赤ちゃんを求めるエッチな声をあげることもあった。
「はぁ、はぁ、はぁ、ああん、ショウさんの赤ちゃんが欲しいっ!!ああっ、かけて、いっぱいかけてっ!!」
「はぁ、はぁ、はぁ、僕もともちゃんの赤ちゃんが欲しいっ!あっ、あっ、あっ!出すねっ、ああっ!!」
「ああん、出してっ!!中に出してっ!!・・・ショウさんの赤ちゃん、欲しいっ!!ああん、出して、いっぱい出してっ!!・・・」
僕らの赤ちゃん・・・
なにもしなければ、絶対にともこは妊娠し、
産んでくれていただろう。
ややこしい未来が待っているとわかっていても、
彼女は産むと言ってくれただろう。
「ああっ、ともちゃんっ、いく、いくーーっ!!・・・うっ・・・ううっ!!」
どくん、びゅっ!どくんっ、びゅっ!・・・びゅっ・・・!!
「ああああっ!!好きっ!!ショウさん、大好きっ!!・・・ああっ、出して、ああっ・・・もっと、ああん、出して、いっぱいっ・・・ああっ・・・」

二人に赤ちゃんができていたら、
実際にどんな暮らしになっていただろうと、
未来予想図を僕らなりに描いては、
その日のうちに捨てていた。
僕らは赤ちゃんがいる未来を
あのときは 選ばなかった。
産みたくても産んではいけない赤ちゃん・・・
結ばれない、成就されない願いとわかっていたからだ。
僕らはそれを受け入れることで、
僕らなりの新しい愛の成就となったように思う。
産めるはずの赤ちゃんを二人の頭の心の中で抱きしめながら、僕らの関係は続いていった。
つづく