夜景に包まれるような雰囲気の中で進む会話と食事。

ハルナの表情を見る限り、かなりご機嫌の様子だった。

 



会話の内容は まずは改めてお互いの自己紹介。

そして今日逢うまでにメールで話をしていた話題の続きアレコレ。

ある程度和やかな雰囲気になったところで車の話になった。

なんでもハルナの一番の趣味はドライブで ご自慢はマイカーだとか。
女性で自分から所有している車を自慢してくるのは珍しいことだ。

「ハルナさんはどんな車にお乗りなのですか?」

するとハルナは待ってましたとばかりの表情で答えた。

「ベンツ」(笑)

「へえー、ベンツに乗ってるんですか。どんな?」

「スポーツタイプのベンツです」

「へえー・・・」

「もう、ベンツに一度乗ってしまうと、他のお車に乗る気がしなくって」

「車はそれぞれ乗り心地やフィーリングが違うのですが、ベンツに乗ってしまうと確かに一番良い車に思えるかもしれませんね」

ベンツベンツって
ひょっとしてかなりのお嬢様なのだろうか?
と思ってちらちらとハルナの身なりをチェックした。

PRADAの黒い鞄にティファニーのネックレス。
ピアスは普通のピアスに見えた。

(・・・確かご家族と暮らしていると言ってたっけ。箱入り娘かな?)

メールでの情報では、ハルナは花嫁修業中で無職だということだ。
無職の女性がベンツを持っている・・・ってか。
それなりにお嬢様なのだろうか。


「毎日、毎晩ベンツを運転したくなりますの」

「お一人で?」

「ええ、一人で」

「走り屋ですか?」(笑)

「いえいえ、単に近所をぶらっと走るだけで楽しいんです。乗り心地がもう最高で」

「今度僕もご自慢のベンツに乗せてくださいよ」

「ええ!喜んで」


(うーん、どうしようかな)(考えておきます)


という返事ではなく、即答でどうぞどうぞという返事だったので次のステップに繋がる進展を最初のデートで得た。

会話がはずみ、食事もある程度済んだところで、時間も遅くなってきた。

(最初のデートとしては上出来だな。互いのフィーリングも悪くない)

今日はこの辺でお開きかなという雰囲気になったのでレストランを出るとハルナ
とはそのまま駅前で別れた。

あっさりとした対応と展開に思えるかもしれないが、いきなりベッドへというシ
チュエーションはこの日はないなと考えていた。
ハルナもそうだったろう。

ほんとは

(どうして結婚を焦るのですか?)

という質問を投げかけたかったのだが次回に持ち越すことにした。

家に帰るとハルナからメールが来ていた。

「楽しかった」
「いいお店だった」
「ショウさんが気になる」

という内容のメールだった。

ハルナは最初のデートで僕のことをかなり気に入ってくれたであろう、と感じた僕は次のデートではハルナと是非身体を重ねてみたいと思った。

メールでやんわりとセックスアッピールをしはじめる。

僕は露骨で下品な表現はあまりしないほうだが女性が話しに乗ってくると話は別だ。
ハルナは結婚を急ぐ女性だから当然セックスのことはデートをする上で視野に入れているハズだと考えていた。
身体の相性は急ぎ確かめたいものだ。

僕の予想は的中し次のデートでは場合によってはお泊りも可、という内容の返事が来た。

僕は前妻と住んでいたマンションにそのまま住み続けていたので持ち家の話はしてあった。
ハルナとしても未来の旦那候補がどんなマンションに住んでいるかはチェックしてみたいところだろう。

「僕の家に来られます?」

「はい、いいですよ」

「当日は何時まで僕の部屋に居られますか」

「ショウさんさえよければ・・・おまかせします」(笑)

そんな会話が事前に交わされた。

デートの日時は例によってハルナに決めてもらった。
抱かれても良いはずならば女性から生理の日を避けるからだ。
お泊りデートの日取りは女性にまかせるのが一番話が早い。

ハルナが提示した次のデートの日時は2週間先の週末だった。
平日ぶらぶらしている無職のハルナが2週間先の日取りを決めたということは恐らく生理の予定日をはずしたのだろうと感じた。
これは確実に抱けると思った。


デート前日、僕は家のあちこちを掃除した。特にベッド周りと風呂場に女性の髪の毛が落ちてやしないか入念にチェックをした。
ハルナと出会う以前に何人かの女性がこの部屋を訪れている。(笑)
なので女性の痕跡はご法度だ。

僕は整えたベッドを見て、色々と妄想をしはじめた。

明日の夜・・・このベッドの上でたけり狂うハルナの姿が目に浮かんだ。
27歳の女性・・・男性経験が豊富ならば身体はそこそこ身体が出来上がっているはずだろう。

乳首をピンと立て髪を振り乱し、僕の下半身の上で激しく上下しながら大声をあげるハルナの姿・・・。

あんな美人が乱れる様をこの目で見られるなんて、さぞや素晴らしい夜となるであろう。

ハルナのエッチな姿を色々と想像しながら、僕の胸は早くもドキドキとときめきはじめた。

 

 

 

 


つづく