僕は嘆かわしくなってしまった。チナツは完全にストーカーになっていた。

 

ベッドの上で口論になった。

 

「チナツ、僕が信じられないの?」

 

「じゃあ、どうしてわたしと逢ってくれないの」

 

「逢ってるじゃん、今日だってこうして・・・さっきのセックスだってラブラブだったじゃない。あんなに気持ちいい、気持ちいいって、イキまくってさ」

 

「そうだけど・・・」

 

「僕らうまくいってたじゃない。最近のチナツ怖いんだよ。僕は普通の関係になりたいんだけなんだよ」

 

「普通の・・・関係・・・」

 

「出逢ったときからいいかんじだったじゃない。こんな喧嘩しなかったよね」

 

「わたし・・・わたしは・・・今の関係じゃ嫌なの・・・ショウさんがほしいの・・・!!」

 

ついにチナツが本性を現し始めた。

 

「ショウさんと一緒に暮らしたいの・・・奥さんがうらやましいの・・・!!」

 

「・・・チナツさあ・・・だからそれは無理だって・・・お互い家庭があるってところでこの交際始めたでしょ・・・」

 

「わかってる、わかってるの・・・!でも、気持ちが落ち着かないの!」

 

「家庭に干渉してくるなら、残念だけど別れるしかないよ」

 

僕はようやく別れ話を切り出せた。

さすがにこのときのチナツは怖かった。

 

「えっ・・・だめ・・・いや・・・いやよ・・・別れないわ」

 

チナツの目がかっと見開いていた。

少し身体がわなわなと震えはじめた。

僕は直感でこのままのペースで話しているとやばいと思った。

 

「チナツってこんなに素敵な女性なのにさ・・・逆に僕と不倫していていいの?」

 

「・・・・・・」

 

「今の旦那と別れて他の誰かいい人見つけて再婚しなよ。そのほうがいいって」

「わたし・・・ショウさん以外考えられない・・・こんなに気持ちいいことしてもらって・・・」

 

「他にいい人いるって」

 

「いないわよ。もう・・・見つからないわよ」

 

「・・・・」

 

「わたし、変わったわ。ショウさんに逢って。だからショウさんがいいの」

 

「・・・・・・」

 

チナツの言う通り彼女の身体を育てたのは僕だった。

初めてのポルチオオーガズム、はじめてのGスポットオーガズム・・・

毎回のセックスでは絶え間ないオーガズムを与えてきた。

 

他の男性では得られなかった信頼と快楽がチナツの身体と感情を強く支配していた。

僕の身体に夢中になり、僕以外を考えられないのは当然だった。

 

・・・だからと言って家庭を壊すような真似事は許されない。

 

(いや、やっぱり別れよう)・・・そう強く言い放とうとしたそのときだった。

 

「ごめん・・・なさい・・・」

 

チナツの小さな身体が僕の胸にふわりと飛び込んできた。

 

「わたしがまちがってたわ・・・ごめんなさい・・・ぐすっ・・・」

 

チナツは少し涙を流していた。

 

僕の性癖が心臓をきゅん・・・と言わせていた。

 

「も、もう・・・ストーカーしない?止めてくれる?」

 

「しない・・・もうしないわ。わたし、怖いよね。ショウさんから見たら・・・」

 

「う、うん・・・そうだよ、怖いんだよ・・・」

 

「そうだよね・・・だめだって自分でもわかってるのに・・・ごめんなさい・・・もう止めます・・・ぐすん・・・」

 

「ほんとうだね」

 

「ぐすん・・・しない・・・もう・・・」

 

「信じるよ」

 

「うん・・・ショウさん・・・今付き合ってるのわたしだけ?」

 

「そうだよ、チナツだけだって」

 

「そうなのね、嬉しい・・・」

 

「疑う必要は無いから」

 

「嬉しい・・・ショウさん・・・好き・・・やっぱり大好き・・・」

 

・・・僕の男性は自然と硬く大きくなっていた。

 

 

 

 

「ああっ!!あっ、アンッ!!アンッ!!いいっ、いいわっ!!突いて突いて突いてっ!!あああああっ・・・いいっ・・・いいわぁっ・・・あ、愛してるっ!・・・ショウさんっ・・・!!」

 

 

 

 

 

 


つづく