こんばんわ、フシキバナ研究会です。
今回は渋谷区のちょっと気になる場所について書いていきます。
よかったら最後まで読んでいただければ嬉しいです。
渋谷区といえば、表参道に原宿、渋谷と常にどの年代からも流行の先端の町ですよね。
渋谷区も話したいことの多い町なので、今回は一か所だけに
絞って書いていきます。
【表参道】についてです。
私も知ったときに驚いた話しで表参道に戦争の跡が
クッキリ残っているってご存じですか?
高級ブランドの旗艦店が集まり、ファッションの最先端の街
というイメージが強いですが、その入り口である
表参道交差点には、印象的な2つの石灯籠が鎮座しています。
表参道に行くと、
信号待ちの際に目に入ったり、
待ち合わせで腰を掛けてたりするのも見たことがあると
思います。
これは1920年の明治神宮創建時に建立されたものです。
この灯籠は、太平洋戦争中に表参道が山の手空襲で
壊滅的な被害を受けた生き残りです。
山の手空襲は東京大空襲で焼け残った地域を
標的とされ1945年5月24~25日の2日連続の大規模空襲で、
当時の麹町区、渋谷区、赤坂区などで約3000人の死者が
出ました。
東京大空襲の後ということもあり、
この場所は当時埋葬など手が回らずに、
死体をこの場所に集め死体の山ができていたそうです。
灯籠を見ると、土台が一部ひび割れていて、黒ずんでいます。
ひび割れは空襲のダメージを表し、
黒い部分は焼夷弾で燃えた人々の脂が染みこんだものです。
今も碑のそばにある、
安田銀行(現みずほ銀行)の建物が丈夫なために、
人々はその陰で火を逃れようとしたが、
及ばずにみな亡くなってしまったようです。
翌朝は表参道中に黒焦げの遺体が横たわり、
安田銀行前には2階まで届くほどの亡骸がたかく積まれました。ちなみに表参道のけやき並木の中でも「太いもの」は、
当時から焼け残っているものだといいます。
最後まで読んでいだだきまして、有難うございます。
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