2025年9月25日 9月20日撮る
9月24日記す
先日9/20日、『神戸山草会 /六甲高山植物園 自然観察会』です。前回の観察会は3ヵ月前の6月29日でした。厳しかった暑さも今日は彼岸の入り、"暑さ寒さも彼岸まで″本当にその通りです グーンと涼しくなりました。
今日の参加者は7名、全員が神戸山草会の会員です。園内観察案内は神戸山草会/冨田宇泰氏によります。2時間近く広い園内観察案内です。曇り空、適度な気温の中ユックリ散策です。
神戸山草会 /六甲高山植物園 自然観察会 (そのー4/4)
🔴 園内観察
㉔ ツリガネニンジン
36、ツリガネニンジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)
山野、高原に普通に生える多年草。茎は30~150㌢になり全体に毛がある。葉は茎の節々に輪のようになってつきます。
秋ごろに、茎の途中から段々になって花茎が伸び、穂になって青紫色のつり鐘形の、先が五つに裂けた花が釣り下がって付きます。
この新芽がトトキ云われ、山菜として利用されます。つり鐘形の花で、根がニンジンのように太いのでこの名がつけられた。花期は8~10月。
㉕ サワギキョウ
535、サワギキョウ (キキョウ科ミゾカクシ属)
山野の湿地などに生える多年草。しばしば見事に群生しているところがある。茎は中空で50~100㌢ほどになり、無毛で枝分かれしない葉は無柄で互生し、披針形でふちには細かい鋸歯がある。茎の上部に総状花序をつくり、濃紫色で長さ3㌢内外の唇形の花を付ける。上唇は2深裂、下唇は3浅裂し、ふちには長い軟毛がまばらに生えている。花期は8~9月。
(本項は―日本の野草 山と渓谷社―より抜粋記載)
自宅での開花画像記録より
㉖ ハマギク
633、ハマギク(キク科キク属)
海岸の崖や砂丘などに生える50~100㌢の亜低木。花が大きく美しいの江戸時代から観賞用に栽培されている。茎は太くて毛がない。葉は互生し、へら形で肉質、表面は光沢があり、裏面は白っぽく、上半部には低い鋸歯がある。頭花は6~9㌢で枝の先に1個つき白色。総苞は半球形。総苞片は緑色で4列に並ぶ。種子は円柱形のそう果で10肋がある。花期は9~11月。分布は青森~茨木県迄の太平洋岸。
(本コメント―日本の野草 山と渓谷社―より抜粋記載です)
同上です 左側、花の咲いていない株はダルマギクです。
㉗ ダルマギク
634、ダルマギク(達磨菊) キク科
分布は本州西部、九州、朝鮮。暖帯の海岸近くの岩場などに生える多年草。茎はやや木質で下部から密に分枝して広がり、高さ20~50㌢で蜜毛がある。葉は互生で重なって出るのでロゼット状となり、下部のものは倒卵形または円形で長さ3~9㌢、幅2~6㌢、円頭、基部はくさび形、質は厚く両面にビロード状の蜜毛があり、花どきには枯れる。
上部葉はへら形で小さく、長さ12~16㍉、まばらについて頭花の直下にあるものは苞状となる。頭花は茎頂に単生し、径は3~4㌢である。総苞は半球形で長さ8~9㍉、片は線形で同長、先端は鋭尖形、毛があって3列に並ぶ。周辺は青紫色の舌状花で長さ12~16㍉、幅2~3㍉、中心部は黄色の管状花である。根葉の重なり合った様子をたとえた名である。
開花はもう少し先になりそうです。
ダルマギク 二点 山野草展で撮る
明石草友会 2018年秋の山野草展にて 2018/10/27撮る 同日ブログアップ
奈良・高円山草の会 2019年秋の山草展 10/19 撮る 同10/22ブログアップ
㉘ ?(赤い実)
樹木名不明です
㉙ ハマナス
569、ハマナス(バラ科バラ属)
落葉低木、北海道〜太平洋側は茨城県、日本海側は島根県までの海岸の砂地に生える。幹は叢生し、高さ1〜1.5mになる。地下茎を伸ばして増え、しばしば大群落をつくる。枝には軟毛があり、太い扁平な刺と針のように小さな刺が混生する。刺にも短毛が密生する。葉は互生。長さ9〜11cmの奇数羽状腹葉で、3〜4対の小葉がある。小葉は長さ2〜3cmの楕円形または卵状楕円形で、先端は丸く、基部は広いくさび形または円形。縁には鈍い鋸歯がある。脈は表面で凹み、しわが多い。裏面には短い軟毛が密生し、腺が混じる。托葉は膜質で幅が広く、中程まで葉柄に合着する。先は尖る。枝先に紅色または紅紫色の花が1〜3個ずつつく。花は直径5〜8cmと大きい。花弁は5個。花柱は有毛、離生し、花ののどの部分をふさぐ。萼筒はほぼ球形。萼片は長さ3〜4cmで、背面に軟毛と細い刺があり、ときに腺毛が混じる。花柄は長さ1〜3cmで、小さな刺がある。果実は偽果。直径2〜3cmの扁球形で、8〜9月に赤く熟す。先端には萼片が残り、中には長さ5〜6mmのそう果が入っている。別名ハマナシ。花期は6〜8月。冬芽は卵形。葉痕は馬蹄形で上を向く。(樹に咲く花)
白花をつけるものを、品種としてシロバナハマナス(R. rugosa f. alba)という。
ーこの項のコメントはネット上からコピー貼り付けです―
ハマナスが実を付けています。
ハマナス
開花画像 ネット上 ハーブ辞典様よりお借りしています。
㉚ トリカブト
61、ヤマトリカブト(キンポウゲ科 トリカブト属)
茎は直立するかやや斜上し80~180㌢になる。茎の下部には毛はないが、中ほどから上は曲がった毛が生える。それぞれの葉は5裂して、さらに縁は細かく避けており、表面には光沢 がある。
花期は8~9月。花の長さは3~4,5㌢青紫色のきれいな兜形の花を付けます。
トリカブトの仲間は、例外なく全草に有毒なアルカロイドを含んでおり、昔しアイヌは根から毒矢を作りクマ狩りをしたというくらい強力なものです。
このトリカブト地元小茅野の山裾の土手に自生です 少しいただき10年くらい前に「還風庵」に植えつけていました。
春先の芽吹きの頃、二リンソウとよく似ており、間違って食べ中毒を起こしたという事件もありました。
蛇足ですが、山菜摘みの鉄則は、確りと特徴を知っておくことと、はっきり断定できない山菜は口にしないことだそうです。
自生地では足元(株元)に日が当たらない雑草などの間から立ち上がっています。我が家も日の当たらないところに置いています。何とか葉も枯れずに持っています。
2013/9月末の画像です。還風庵にて