2024年4月14日         4月13日撮る

 

 

 4月14日記す

 山野草はチングルマ、シラユキゲシ、ムラサキケマン 開花です。色の艶やかさはありませんが静かな山野草として楽しめます。順次アップします。

 

Ⅰ、チングルマ

 

777、チングルマ(バラ科ダイコンソウ属)

 高山にお花畑を作る高さ10㌢ほどの小低木。茎は木質でよく枝分かれし、奇数羽状に裂けた葉を密につける。小葉は厚くつやがある。花は茎の先に1個付き、花柄は長さ約10㌢、花は茎2~3㌢、雄しべと雌しべが多数ある。

 花のあと、そう果につく花柱は羽毛状となって3㌢ほどに伸びる。実は多くのそう果が集まった集合果で、放射状に並んだ長毛が風になびく姿は風情がある。

 和名は稚児車から転じたもので、白い花弁が5個並ぶ姿によるとの説や、実の様子を子供の風車に見立てたものとの説がある。花期は6~7月。

 (本項 山渓カラー名鑑 日本の野草より抜粋記載です)

 

 

Ⅱ、シラユキゲシ

 

243、白雪ケシ(ケシ科エオメコン属)

 (白雪芥子)は、春先に夏椿に似た感じの花を咲かせる耐寒性多年草で、山地の湿ったところに自生しています。

 一茎に数輪の小さな4弁の白花を咲かせます。花より大きな葉は、蕗に似たハート形をしており、葉縁は緩やかに波打っています。
 原産地:中国東部草丈:20~30cm 花色:白 花径:3cm 開花期:4~5月

 

 棚下の狭いところで地植えで先日から開花しています これから少し咲いてくれることでしょう。(ほとんど日の当たらない湿気たところを好みます。ドクダミなどと生育環境が似ています。)

 

 

 

Ⅲ、ムラサキケマン

 

 繁殖力が旺盛で庭のあちら此方、また多くの植木鉢の中に3月10日頃からでしょうか小さな双葉が芽吹いてきます。放置すればみるみる大きく育ち4月10日前後に開花します。双葉の間にできるだけ取り除いています。それでもまだまだ残っております

 

658、ムラサキケマン(ケシ科キケマン属)

 平地や山麓の日陰の、やや茂ったところに生える越年草。和名は紫華鬘で、華鬘は仏殿の欄間などの装飾具のこと。全体が柔らかく、傷つけるとやや悪臭がある。茎の高さは20~50㌢。葉は2~3回羽状にこまかく裂け、裂片はさらに深く切れ込む。

 花は紅紫色、時に白色。長さ1.2~1.8㌢の筒状で先は唇形となり、茎の上部にびっしりと総状につく。萌果は線状長楕円形で吊り下がる。花期は4~6月。

 

 

 

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