2024年1月31日         1月31日撮る

 

 

 1月31日記す

 山野草は昨日アップのウチョウラン(サツマチドリ)の続きです。

 昨日も書きましたがウチョウラン(紫一点・紅一点)もと試みましたが3鉢とも塊根が消えています。気を付けて管理していたつもりですが手抜かりの結果です。

 山野草の友人、奈良・高円山野草の会/西浦会長から塊根を3度目ですお送り頂け今日1/31届きました植え付けます。手入れをキッチリ行い越冬させ来年も開花させたいものです。

 

 

ウチョウラン(紫一点) 開花姿です  

 2023/6/18撮る 同6/19ブログアップ

 残念ながら貧弱です 結局はこの三鉢の塊根は腐らせてしまいました

 

329、ウチョウラン(ラン科ハクサンチドリ属)

 山地の岩場などに生える多年草。茎は高さ7~20㌢で斜めに立つ。葉は2~3枚つき、広線形で長さ3~10㌢、幅4~7㍉、基部は短い鞘となる。葉は紅紫色で径1㌢ほど、茎の先に総状につく。唇弁は深く3裂し、萼片より長い。距は長さ1~1,5㌢で前方に曲がる。花期は5月~8月。

 

 

~ ウチョウラン(紫一点・紅一点)~ 植えつけ

 

今日届きました塊根です 左端が紅一点、中・右が二袋が紫一点です。

 

鉢は3.5号鉢です 鉢底に軽石小粒2㌢程度敷き植え付けは配合用土小粒(赤玉土2・桐生砂1・蝦夷砂1、粒子粒子2.5~5.0㍉)で植え込みます。

 

 ピンセットを使い今回の上下を間違えないように芽の部分を上に丁寧に配置し、塊根上部1.5㌢程度を静かにかけるように植え込みます。

 

 植えつけ後の管理は芽だしの始まる3月中頃まで凍結防止のため発泡スチロール箱等内で管理です。その後日向で霜・凍結に注意しながら成長開花を待ちます。

 

 

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下記、少し長くなります 宜しければ・・・

 【2019/6/20 ブログアップしています】

 

下記コメントは『盆栽大辞典 日本盆栽協会編』より抜粋記載です

                  【ウチョウラン : 本項、根本正一氏 書く⇒抜粋記載】

                       1983年2月1日 第1版第1刷 発行 編者 日本盆栽協会 

 

ウチョウラン<羽蝶蘭>

 別名 イワラン、コチョウラン、アリマラン。分布(山形、岩手以南)、四国、九州ー朝鮮。温帯や暖帯の山地や岸壁に生える多年草。主根は球状に肥厚し、他に少数のひげ状根がある。茎は細く、斜上し長さ7~20センチとなり、下部には暗紫色の斑点が多数ある。葉は一方に片寄って2~3個付き、広線形、鋭尖頭で長さ7~12㌢、幅3~8㍉、上方はやや湾曲する。花は紫色で総状花序に5~10数花が一方に片寄ってつく。苞は狭披針形で長さ7~12㍉。萼片は長楕円形で1本の脈があり、先は鈍形で長さ6㍉ぐらい。花弁は斜卵形で萼片と同長、直立して上萼片とともにカブト状となる。唇弁は大きく3深裂して開出し、長さ幅とも12~14㍉ぐらい、距は長さ1~1,5㌢で先端は少し湾曲する。長年培養すると茎も高くなって花数も多くなるので作り甲斐のあるランである。

 

◆栽培法==

 野生ランの中では作りやすく、風情のあるものです。培養するうえで一番注意すべきことは、過湿を極度に嫌うことである。開花直前まできて、過湿により1日で腐らしてしまうことがあるので、心したい。

 

植え替え:

 用土は差礫質を中心として用い、できるだけ数種の砂を混用するとよい。ミジンを抜いた3~3、5㍉目程度のの用土が理想的である。一例としてあげれば、赤玉4、桐生4、軽石2の割合に山ゴケの古い部分を除いたものを少々混ぜる。赤玉土、富士砂などの単用でも栽培可能だが、飾り鉢は質が硬くて鉢そのものでの湿度調節ができないので、やや粗めの用土を使うことである。

 関東地方では3月中旬頃から芽が動き出すので、この頃が植替えの適期であり、最も処理しやすい。平鉢に寄せ植えする時は、特に鉢底にゴロ土を多めに敷き、2~3㌢の厚さに用土入れて球根を並べ、見えなくなる程度に覆土をする。球根は数球をまとめて植え空間と数の増減で平面バランスをとる。

 石付きや草玉にする場合は、1年前から台を用意し、他の草木を植え込んでおき、あらかじめウチョウランを植え込む場所を想定しておく。ピンセットや割り箸などで球根の大きさに穴をあけて球根を入れ、あとはケト土や山ゴケ等で埋めておく。1年目に寂しいくらいの数にし、2年目に追加するとあっさりとした味が出せる。すでに完成した石付きでも何か物足りない場合など、この方法で植えるとよい。水盤面からできるだけ高い位置に、できるだけ浅く埋めると根が用土の部分をうまく這ってくれる。

 

置き場:

 芽出しから咲き始めの6月中旬までは風通しのよい、日の当たるで管理し、用土の乾き具合を見ながら灌水する。月に3~4回ごくうすい液肥を与える。花が咲きだしたら雨水を避け、寒冷紗で強い陽射しを避けてやる。花後は花の部分を摘み取ってやり、霜が降りるまで、できるだけ葉をながくもたせる。秋の深まりとともに肥料の回数と灌水を少なくし、葉枯れの後は鉢のまま完全な乾燥状態で室内に取り込み越冬させる。

 

病害虫:

 夏の盛りに根腐れ病を起こすが、殺菌剤の散布を考えるより、乾燥気味に作ることでこれを防ぎたい。アカダニ、アブラムシの発生もあるが、定期的に薬剤散布をしていれば多発するものではない。芽出しの頃ヨトウムシやアオムシなどの食害は大きな痛手となり取り返しがつかないので注意する。

 

鑑賞:

 柴紅色花が普通だが、花色の変化があり藻白、薄白、桃色、白色紫点花などもあり、紫の群落の中にたった一本だけ純白を植えることで、自然界の変化を知ることができる。

 

管理面の追記 2023/6/19ブログアップしています。

厳しい暑さです 今日(2023/6/29の作業)も朝から花の手入れです ウチョウランが終わりに近づきましたので花柄を取り除きます。

 『新球を太らせるために早めに花茎を切り取ります。目安としては、一番上の花が咲いたころを見計らって花房の下で切ります。

 梅雨の今の時期、軟腐病や灰色カビ病にかかりやすいので、予防のためベンレート、又はダニコールを月2回程度散布します。

 施肥はハイポネックスなら3000倍程度に希釈し、月に2~3回散布。灌水は表土が乾いてから3~4日に1回程度。

 置き場は風通しの良い雨の当たらないところ、木漏れ日程度の遮光30~50%程度を要します。』⇒本項 奈良・高円山草会 25周年記念誌/西浦正幸氏書より抜粋し、記載しています。

 

 

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