2023年6月9日             6月7日撮る

 

 

 6月8日記す 昨日、6月7日の作業です。 

 山野草は『ヒメシャクナゲ』 7月には開花してくれます。手入れが遅れており雑草(カタバミ)が蔓延っています。 2023/2/22植替え(同2/22にブログアップ)。

 少し気が付きましたことは気温の関係か開花時期が4月頃から8月頃まで長期に渡りポロポロ咲きます 切り戻しが出来ておりません。

 後日、今年の開花は諦めて思い切って株元から数㌢で切り戻し、切り戻した剪定枝は別鉢に挿し木してみます。

 

 

ヒメシャクナゲの開花画像

 2019/4/9の画像です(開花株をポット植を購入し植え付け間なしです) よく咲いています。 管理の悪さか自宅では豪華には咲かせにくいです。

 

同上、Top画像から2年後の現在の姿です。2021/3/29撮る

株が大分大きく育ってきています。以下の画像は2021/4/1撮る

この鉢を2023/2/22植替え(同2/22にブログアップ) 現在の大鉢です。

 

       

446、ヒメシャクナゲ (ツツジ科ヒメシャクナゲ属) 

                                    別名:ニッコウシャクナゲ

 高山や寒帯の湿原に生える。茎は地を張って分枝し、高さ10~30㌢になる。葉は枝先に密に互生し、長さ2~4㌢の線状披針形で革質。ふちは全縁で裏面に巻く。裏面は粉白色。

 6~7月、枝先に淡紅色の花を散形状に数個付け、下向きに咲く。花冠は長さ約6㍉の壺形で、先は浅く5裂して反り返る。雄しべは10個、雌しべは1個。花柄は1~1,5㌢で桃紅色を帯びる。蒴果は直径3~4㍉の扁球形。

 (このコメント――日本の樹木 山と渓谷社――より抜粋記載)

 

 

~ ヒメシャクナゲ 手入れ ~

 

2月に植え替え後、100日余りです 中間に一度草引きしていますがアッと言う間にこの姿です カタバミは凄い成長力です。 取り除きます。

 

掃除後の姿です スッキリです。

 

別の角度で撮っています。

 

同上のアップ画像です。

 

同上のアップ画像です 葉の付け根に白い粒々が見えますツボミです出初めています。

 

 

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長くなります よろしければどうぞご覧ください。

 

~ ヒメシャクナゲの育て方~

 

下記コメントは入門 山草・野草 神戸山草会編  栽培と繁殖より抜粋記載です。

  【ヒメシャクナゲ : 本項、 遠藤 弘道氏 書く⇒抜粋記載】 1974年8月1日 文研出版

 

自生地の環境

 本州中部以北と北海道の亜高山帯の湿地に自生する常緑のかわいい小低木です。ミズゴケなどの生える湿原に叢生して群落をつくっており、日本では尾瀬ヶ原や至仏山に多くの野生が見られます。

 花は壺型で、色は深い桃色か白色ですが、たまに濃紅色のものもあります。自生地では五月後半から七月にかけて咲き、下界では、四月中旬頃から咲き始めます。一名ニッコウシャクナゲの名があります。

 

栽培のポイント

 ◦ 水分を好む植物である。

 ◦ 用土は新鮮なミズゴケを使用する。

 ◦ よく日に当てる。

 ◦ 花後、刈り込み作業をする。

 ◦ 肥培に心がける。

 ◦ 冬の冷たい空っ風を防ぐ。

 

植え方

 一般的に無難な用土としてミズゴケが使われますが、出来る限り新鮮なものを用意してください。他に鹿沼土や山砂が使用できますが、後の管理はミズゴケの方が楽です。植え付ける時期は、一般の山草同様、春と秋の彼岸前後が最適です。

 根に付いた古いミズゴケや腐葉土等の不純物は取り除き、一本一本丁寧に水洗いし、新鮮なミズゴケを使って巻くように包み、それを束ねて7~8㌢の鉢に植え込み、さらにミズゴケで隙間を埋めていくか、鉢の周囲に大豆粒大の粗砂を入れる方法を取ります。持ち込んだ鉢は殖やし方の項に記します。

 

殖やし方

 毎年花後に地上3㌢くらいの所から刈り込みをします。木の基新芽が膨らみかけていますから膨らみかけていますから、それを残して上部を切り取るのです。切り取ったものから元気の良い苗を選び、5㌢くらいの挿し穂を作ります。それを新鮮なミズゴケ硬く詰めた鉢に竹箸で穴を空けるか、ピンセットで根元をしっかりつかんでさしていきます。この場合に頭を一定の高さに揃えた方がクッション状に作ることができ、観賞価値が高まります。また、挿し穂を栄養剤に1~2時間浸けてから挿すとよいと思います。

 刈り込んだ後のおヤギも鉢から抜いて、根を1/3くらいハサミで切り取り、腐った根があれば取り除きます。さらに、鉢に新鮮なミズゴケを硬く詰めた株を植え込みますと、根腐れを防ぎ、気が元気になって、花付きもよくなります。

 

四季の管理

  早春から春にかけては、冬越し下は地を戸外の棚の上に出して日光に十分当てます。鉢の凍る間は水やりを控えますが、桜前線の近付く頃から水やりを増やし、肥料も薄い水肥を与え始めます。可憐な花を楽しんだ後は、前記の刈り込み作業を行います。

 

 夏 梅雨から夏にかけて肥料は与えません。夏の日射しがきつくなっても日よけをする必要はありません。日光に十分当てて下さい。水やりは、朝1回十分やれば十分です。夕方葉水をかけると生き生きとしてきます。

 

 秋 九月の後半になりますと、夏の間中止していた肥料を与え始めます。春よりも、これから晩秋までに十分肥培しないと、花芽が付きません。葉の色が黒ずむくらいでないと、翌年の花芽が少なくなります。しかし、一度に多量の施肥は害にこそなれ、益にはなりません。回数を多く小まめにやることです。

 

 冬 冬の空風には弱く、枝枯れをおこしますから、風を防ぐことを心掛けて下さい。

 

楽しみ方

 この花は、株が少ないと見栄えがしません。密生するように植えて楽しむことです。その他、産地別に集めて楽しむのもまた良いものです。

 

失敗例 

 湿生植物と言うことで、鉢底を水盤につけて栽培し、根腐れをおこしたり、挿し木した鉢を日当たりのよい場所に移すことを忘れて徒長させてしまい、花芽も付かず失敗した例があります。

 

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