2023年3月30日            3月27日撮る

 

 

 3月29日記す

 山野草は『セリバオウレンとバイカオウレン』です 開花後も翌春まで葉を残しますのでスプリングエフェメラルにはカウントされていません。少し残念な感じがしています。 

 セツブンソウやニリンソウのように早春に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花をスプリング・エフェメラル(春の妖精)と称されています。

 

 2月初め頃にバイカオウレンが、半月ばかり遅れてセリバオウレンが開花します。この二種とも20日間余り咲き続け、比較的開花期間は長いです。花後には二度目の花のような感じの車輪状の綺麗な種を付けます 十分観賞に値します。

 実生からは育てたことはありませんが今年は種の様子を見ながら4月10日頃に採種し、採り蒔きしてみます。

 この画像のセリバオウレン我が家に来て30年以上になります 最古参の山野草の一つです。

 

セリバオウレン 開花画像 2021/2/17撮る 2/18ブログアップ

 

31、セリバオーレン(多分 コセリバオウレン?) 

  山地に生える多年草。根性葉は2回3出複葉で多数の小葉がある。小葉はさらに2~3裂し、質は 厚い。 早春、高さ7㌢ほどの花茎を出し、柄のある1㌢ほどの白花を開く。萼片は5~7個で披針形。花 弁は5~6個あるが線状で萼片より短い。 

  和名は葉がセリの葉に似ていることによる。花期は3~4月。

 

 

バイカオウレン 開花画像 2023/2/9撮る 2/10ブログアップ

 

551、バイカオウレン 

    別名/ゴカヨウオウレン(キンポウゲ科オウレン属)

 東北南部から本州、四国まで分布する。山地の雑木林、森のやや湿ったところに自生する。花は五弁の白梅に少し似た真っ白な花。 花弁ではなくて、花弁状に萼片が変化したもの。

 バイカオウレンの特徴は、根際から伸びた葉柄の先に、5枚の小さな葉がまとまってつくこと。そこで、ゴカヨウオウレンという別名がある。

 ―――本項 山渓名前図鑑 野草の名前<春> より抜粋記載しています――

 

 

 

~ セリバオウレンとバイカオウレン いま種が・・・~

 

 

Ⅰ、セリバオウレンとバイカオウレン

左:セリバオウレン 右:バイカオウレン

現在の状態です セリバオウレン、バイカオウレンともよく似た花のような車輪状の種を付けています。種が熟すのも観察しながら4月10日頃(?)採種し採り蒔きします。

 

同上のアップ画像です。

 

Ⅱ、セリバオウレン

車輪状の花のような種の画像です。

 

同上、上の角度から撮っています。

 

Ⅲ、バイカオウレン

車輪状の花のような種の画像です。

 

同上、上の角度から撮っています。

 

 

追記

*  冒頭にも記しましたが何度か実生からと思い・・・種を採取するタイミングを逃したり、採取したのは良いのですが種の蒔く時期を逃した利しています 実生からの経験が出来ておりません。今年は4月中旬に採種し、採り蒔きでミズゴケと配合用土の蒔き床を作り試みる心算です。

 

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参考に添付します(2022/3/10にアップしています)

武田薬品工業(株) 京都薬用植物園 ネット上よりコピー貼り付けています

 

● セリバオウレン キンポウゲ科(Ranunculaceae)
(局方)オウレン Coptis japonica Makino
生薬名:オウレン(黄連) 薬用部位:根茎
日本特産の常緑多年草で本州、四国の樹林下に自生しています。根茎は短くて地中を斜めに這い、黄味を帯びています。生薬「黄連」は根茎を乾燥したものでベルベリン(アルカロイド)などを含んでおり、消炎、止血、精神不安などの要薬です。黄連解毒湯、半夏瀉心湯など多くの漢方処方に配合されるほか、胃腸薬、止瀉薬の原料として幅広く用いられています。

早春に10~25cmの花茎を出し、径1cmほどの白い可憐な花を咲かせます。

 

● キクバオウレン

基本種で薬用のキクバオウレン (Coptis japonica (Thunb.) Makino var. anemonifolia (Siebold et Zucc.) H.Ohba)は、キクに似た葉をつけます。

 

● バイカオウレン

同属のバイカオウレン(C. quinquefolia Miq.)は、ウメに似た花を咲かせます。

 

*余談ですが junも武田薬品工業(株) 京都薬用植物園 様へはシーズンを変えて3~4度、研修に参加させて頂きました 思い出します。

 

 

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