2017年10月5日
2013/2/22ブログアップの記事です
撮影日は2010/5/9です。
16、クマガイソウ (和名 熊谷草)
山地の林下や竹やぶに大きな群落をつくって自生する。草丈は 20~40㌢大型の多年生のランです。 葉のうちの二枚は大きくて20㌢ほどありほぼ対生、扇を広げたような 円形で放射状にひだがあります。
花期は4~5月葉の付け根から花茎がのび、先端に大きな花を付けます。唇弁(一番下の花弁)が袋のようになって膨れているのが特徴で花の大きさは10㌢近くあります。色は淡白色の地に、紅紫色の脈があります。
仲間にクマガイソウと並べて言われるものにアツモリソウがあります
これらは同じように唇弁が袋状になっているので、源平合戦の武将がつけていた母衣に見立てて、大きなほうを買った”熊谷直実”の名を取てクマガイソウとし、小さいほうを負けた”平敦盛”の名を取ってアツモリソウとしたと云われています。
――三興出版 身近な山野草のすべて より――
「還風庵」では数年前に奈良県御杖村のT先生の裏山、杉林の自生地より20株程度頂いたものです。
先生のご指導で杉林の腐葉土で植え込み毎年20~30個の花が見られます。しかしなかなか増えません。今年あたりもう少し広い場所への植替を考えています。
振り返ってみますに この「クマガイソウ」が最高 36 輪の開花が見れました 「還風庵」全体を見ましても何とか整備が出来、ササが生い茂って来るのをどうにか負けずに来れていた頃がよかったように思います。
それと頭上に大きく育つコナラ等の間伐が必要な感も受けます。
クマガイソウ 2010年頃がピークでした。2013年頃に急に減少し消えてしまいました。
原因は不明、大変残念です。