「エンジンかけてギアを入れた時、アクセル踏んでも動かない事があったんです」
3か月前に納車した、平成19年車・7.8万kmのトヨタ・アイシス 4速AT
お客さまから相談をいただきました。
一度シフトをPに戻して入れ直せば動いたとのこと。
まだ、【こうすれば症状が出る】と言う事が分からない状態なので、お預かりした後はそこから調べます。
当店で販売する多くの車両は、保証会社の保証を付けて納車をしています。
このアイシスも付いていて、もちろん保証内容に含まれる修理になる予定。
不調による心配、修理期間の不便をおかけするのが心苦しいですが、当然、お客さまには修理代の負担がないので、金銭的には安心していただけるのが救い。
さて、そのアイシス・・・
【トヨタのクルマが壊れる訳ない】
そんな世界はもうずいぶん昔に終わっています。
バブルがはじけてからは、どんどん見えないところをコストダウンして行きました。
エンジン・ミッションも例外ではありません。
今回の問題点はミッション周りなのがはっきりしているので、本体なのか、それともシフトレバーからミッションに入るまでの外部なのかを特定。
まずは目視で明らかに壊れているところを探します。
目視で無ければ、次はいろんな条件下で症状の再発をさせること。
朝一の冷えている時か、数km走ってエンジン・ミッションが温まった後か?
シフトポジションをPからRにする時か、NからR・Dにする時か?
これで本当に悪い部分を絞り込んでいきます。
幸いミッションまでの部品は比較的見える所にあって、動きの確認もしやすそう。
保証会社の担当にも一報してあるので、悪い部品が分かれば終了日程は見えてきます。
最速で進めるべく、集中します。