ストマが取れるまでは、仕事は在宅、友人からの誘いも全て断って、ほぼ引きこもっていた。

だから、パウチ交換日のお風呂上がりに部屋を暗くしてキャンドルのみ灯し、(あ、キャンドルといっても電気のやつです) お酒を飲みながらDVDでアメコミ系とかの明るい映画を観ることが一番の娯楽だった。

あと、東京ローカルのMXテレビ「5時に夢中」は毎日見ていた。出勤してたら絶対観れない番組だが、あのはみ出し具合が当時の私の癒しだった。

逆にもともと好きだった医療系のテレビドラマはいっさい見る気分にならなかった。病院とは無縁のときは楽しめたが、癌患者なんかが登場したりすると、いろいろリアルに想像してしまい楽しめなくなってしまったからだ。

Facebookは見るのも書くのもやめた。

もともとあんまり好きではなかったが、自分がキラキラした投稿ができなくなったら、他人のキラキラに“いいね”する気も失せた。

“直腸がん”とか“人口肛門”とかのワードでネット検索するのもやめた。

病状が深刻な方のブログなどを見つけて読んでしまうと、身につまされて落ち込んでしまうからだ。

だからリアルタイムでブログを書いていらっしゃる方は本当すごいと思う。

私は当時はとてもそんな心境にはならなかった。病気のことを出来るだけ忘れていたかった。