講演会の内容などは、今月発売されるこの本に
とても分かりやすく記載されているので、
主観的な感想でいきます。
- 僕のうしろに道はできる/三五館

- ¥2,100 Amazon.co.jp
会場にて『知っていることを伝えないのは罪』
と言われてきましたので(笑)
行きたくても行けなかった方々に
少しでも伝わることができたら‥と思います。
『知っていることが当然の世の中になるように』
これが、今回の講演における最大のテーマでした。
どんなに重い障害があっても思いを持っている。
どんな状態であっても言葉は聞こえている。
障がいに倒れたご当人は、
意識があるままに身体を動かせず
思いを伝えることができず、言葉を発せられず。
意識がありながらも、画像や身体の反応から
遷延性意識障害(植物状態)と診断され、
誰にも分かってもらえず、伝える手段が絶たれ、
諦めるしかなくなるそうです。
奇跡的に後に回復した人が、当時のことを語ると、
喉が乾ききっても、水の一滴をも飲むことを許されず
『まさに地獄』だったということでした。
そして盲点になっていたこと。
『抱きしめて、揺らす』という『繰り返しの動作』が
脳幹を活発することに繋がること。
眼球を動かすのが苦手な場合もあるので、
(視野が狭い可能性もある)顔の近くで話しかける。
話しかけは何よりも大切なのだけど、
人によっては、テレビの音と人の声を区別できずに
全て『雑音』と捉えてしまう場合もあるので
話しかけをする場合は、テレビの音を消す。
テレビ、付けっぱなしですよ我が家(笑)
もう本当に、私がここで色々書くより
本に見事に凝縮されております。
口のリハビリの仕方とか
力のいらない介助法とか。
DVDと、おはなしノートも付録について、1家に1冊。
そして今回、日本初上映となったドキュメント映画
『僕のうしろに道はできる』
2009年に脳幹出血に倒れた宮田さんと、元同僚である
かっこちゃんこと山元加津子さんの回復を信じる力に、
母が子を思う以上の、深い愛を感じました。
私は中でも、遷延意識障害と診断されて6年の
順子さんのお父さんからの手紙に号泣。
かっこちゃんの新聞記事に出会い、
順子さんに意思があることが分かり、感謝と同時に、
6年もの長い間『伝えたい思い』に気付かず
『指を動かせる?』という風に、
問いかけることすらしてこなかった‥という
激しい後悔の念に、共感する部分もあり
胸が締め付けられました。
人はいつどうなるか分かりません。
不慮の事故・後遺症などで、
突然ベッドの上で過ごすことになる可能性だってあります。
今は普通に毎日を過ごしているかもしれませんが、
頭の片隅に覚えておいて欲しいのです。
『どんな状態であっても意識を持っている』
愛しい家族や、大切な人が、万が一の時‥。
回復する未来を信じて、聞こえているのを前提に話かけ、
小さく動かせる場所があれば、そこから意志疎通が
できる可能性があります。会話が生まれます。
‥と、ここまで書いておりますが、
会話を引き出すことができる器機や
文字盤などの存在を、ずっと以前より知っていながら
いまだ挑戦したことはありませんでした(猛省‥)
この12月8日をきっかけに
何より私自身が、生まれ変わりたいと思います。
