◆カルピスの健康・機能性食品開発研究所は、血圧上昇を抑える機能を持つみそを、マルコメと共同開発した。具体的な商品化のスケジュールは未定だが、カルピスが技術提供などの形で協力し、「商品化する方向で検討していく」(マルコメ開発部)という。

 開発したのは、乳タンパクの一種であるカゼインを含んだ「カゼインみそ」。血圧を上昇させる「アンジオテンシン変換酵素(AEC)」の働きを弱める機能を持つ。具体的には、清涼飲料「カルピス」の製造過程で生まれる発酵乳「カルピス酸乳」からカゼインを作り、みその仕込み過程で添加。こうじ菌から得た酵素によりカゼインを分解し、2種類のペプチド(ラクトトリペプチド)を生成、その力でAECの働きを弱める。

 カゼインみそを血圧の高いラットに与え、与える前と5時間後で比較。カゼインみそには普通のみそに比べ約6倍のラクトトリペプチドが含まれ、AECの働きを阻害する力も約8倍に高まっていることが分かった。

 カルピスは、カルピス酸乳の機能研究を1970年代に本格化。抗ガン作用や疲労回復効果に加え、血圧降下作用を持つことを実証してきた。今回の開発では、みそのこうじ菌を使ってラクトトリペプチドを作り出すという、従来とは違った方法で、血圧降下作用を実証した。(フジサンケイ・ビジネスアイ)


 昔からあるカルピスには色々の効能があり、それらの機能を応用できることは素晴らしい。