◆4年に1回開催される国際数学者会議がスペインのマドリードで始まり、社会に大きな影響を与えた数学者を顕彰するために創設されたガウス賞の第1回の受賞者に京都大の伊藤清名誉教授(90)が選ばれた。
伊藤氏は、60年以上前につくった確率解析の理論が、金融の分野でデリバティブ(金融派生商品)の価格決定の方程式に応用され、「ウォール街で最も有名な日本人」と注目された。
伊藤氏は、三重県に生まれ、東京大理学部数学科を卒業している。
授賞理由は、水の分子運動などの自然界のランダムな動きを数式で表す確率微分方程式の創始だ。この理論は、内閣統計局に勤めていた戦時中の1942年、わら半紙に謄写版刷りの数学者仲間の「サークル誌」に最初に発表した。戦後は英語論文にしたが、当初はあまり評価されなかった。
その後、名古屋大助教授を経て京大教授に。さらに、米国のプリンストン高等研究所などでの研究活動を通じ、独創的な「伊藤の公式」が工学や生物学などに応用できると知られるようになる。注目が集まったのは、80年代、株価や為替の動きを数式で予測しようとする金融工学で応用されるようになってからだ。
伊藤氏は、60年以上前につくった確率解析の理論が、金融の分野でデリバティブ(金融派生商品)の価格決定の方程式に応用され、「ウォール街で最も有名な日本人」と注目された。
伊藤氏は、三重県に生まれ、東京大理学部数学科を卒業している。
授賞理由は、水の分子運動などの自然界のランダムな動きを数式で表す確率微分方程式の創始だ。この理論は、内閣統計局に勤めていた戦時中の1942年、わら半紙に謄写版刷りの数学者仲間の「サークル誌」に最初に発表した。戦後は英語論文にしたが、当初はあまり評価されなかった。
その後、名古屋大助教授を経て京大教授に。さらに、米国のプリンストン高等研究所などでの研究活動を通じ、独創的な「伊藤の公式」が工学や生物学などに応用できると知られるようになる。注目が集まったのは、80年代、株価や為替の動きを数式で予測しようとする金融工学で応用されるようになってからだ。