◆日本銀行のゼロ金利政策が解除された結果、銀行が大もうけし、空前の好決算になることが確定した――そんな筋書きが金融界で常識化しつつある。高く貸して、安く預かろうとするのが銀行の性。ゼロ金利解除で、貸出金利と預金金利の差は次第に拡大すると見られるからだ。

 ゼロ金利解除による短期金利の上昇を受けて、銀行各行は企業向け融資の基準金利である「短期プライムレート」を6年ぶりに引き上げる。上げ幅は0・25%となる見込みだ。これは、2000年8月、いったんゼロ金利が解除された際の引き上げ幅の2倍になる。

 
 ゼロ金利解除で貸し出し金利が倍になったが、預金金利は上昇したとは言え、未だに低金利が続いている。

 各銀行間で自由競争で金利を設定できるはずなのだが、銀行側は何かにつけ言い訳をして慎重である。これらは、銀行がまだまだ古い体質が残っており、体質改善が進んでいない証拠ではないだろうか。