◆厚生労働省は05年の国民生活基礎調査結果を公表した。生活を「苦しい」と答えた世帯は56.2%に達し、過去最高を更新した。1世帯当たりの平均所得額(04年)は580万4000円。95年の659万6000円から12%減少し、低所得層ほど減少率が目立つなど格差の拡大傾向をうかがわせた。

 同調査は昨年6~7月、全国4万5001世帯(所得調査は7038世帯)から回答を得た。

 いまの生活を「大変苦しい」と答えた世帯は23%。「やや苦しい」の33.2%を加えた「苦しい」は56.2%で、前年より0.3ポイント増えた。調査開始時の86年より15.3ポイント増え、00年の50.7%より5.5ポイント多い。「児童のいる世帯」では「苦しい」が60.1%に上った。

 平均所得額の10年間での減少を所得階層別(5区分)でみると、最も所得の低い層(平均123万9000円)の下げ幅は24%減だったのに対し、最も高い層(同1295万1000円)は9%減にとどまった。


 こうして見ると所得の格差が明らかに広がったと言う事である。資本主義社会においては、ある程度は仕方ない事ではあるが、格差が大きすぎる事も問題があろう。

 日本の特徴は、格差が少なかったことであるが、格差が広がることでこれから色々の社会問題が表面に出てくるおそれがある。

 これらは、小泉政権が推進した規制の緩和によるところが多分にあるだろう。次期政権の課題になるはずである。