◆知能指数(IQ)が非常に高い子供は、高度な精神活動をつかさどる大脳前部など特定の皮質の発達パターンに独特の特徴があると、米国立衛生研究所などのチームが英科学誌ネイチャーに発表した。

 7歳ごろには平均より薄い皮質が急激に厚くなって11、12歳でピークを迎え、その後急激に薄くなる。チームは「賢さには皮質の厚さ自体より、成長期の変化の仕方の方が重要らしい」と分析している。

 5歳以上の青少年307人について、磁気共鳴画像装置(MRI)による脳の撮影を、最長19歳まで行った。知能テストを基に(1)IQが特に高い(121-149)(2)高い(109-120)(3)普通(83-108)の3群に分け、年齢に伴う大脳皮質の変化を分析した。

 「特に高い」子供では皮質が年齢とともに薄い、厚い、薄いとダイナミックに変化したのに対し、「普通」「高い」の子供は8、9歳が厚さのピークでその後徐々に薄くなるパターンだった。