◆ノーベル賞受賞者の野依良治・理化学研究所理事長と江崎玲於奈博士、小柴昌俊博士は、谷垣財務相、小坂文部科学相らに会い、来年度から5年間の科学技術政策の指針となる、第3期科学技術基本計画に予算目標額を明記するよう求めた。

 野依理事長らは、日本人受賞者6人連名の要望書を示し、「科学技術の中国、インド、韓国の台頭はすごい。日本の研究を維持するため財政支援を」と訴えたが、谷垣財務相は予算目標額の是非については明言しなかった。

 予算編成が大詰めを迎える中、財務省は予算目標額の設定は聖域なき歳出改革に逆行すると反対。文科省など各省が第2期の24兆円を上回る目標額の設定を求め対立している。(読売新聞)



 【My Comment】
 近年景気が悪かった影響や、財政問題などで我が国の科学技術関係の予算は、緊縮されている。
 その間に、中国、韓国、インドの追い上げが急ピッチで進んでいる。
 
 特に、中国の宇宙開発の進歩は特筆するべき価値がある。
 韓国は、IT関連、自動車などの品質で日本を脅かすほどになっているし、基礎研究でも国として力を入れている。
   
 インドは、ソフトウエアの開発力を中心に科学技術の底上げをしており、着実に伸びてきている。
 日本は、技術先進国として一日の長があるとはいえ、その差が確実に迫りつつあるのは事実である。

 日本が生きて行く道は、将来も科学技術である事は明白であろう。
 そんな観点から見ると、このままの現状では日本の優位性を心配される事は良く理解できるし、良いタイミングだと思う。

 これらの事は、我々技術者から見ても現実として肌で感じる事である。
 国としてもう少し力を入れて欲しいものである。