◆宇宙航空研究開発機構は、一部の姿勢制御装置が故障していた小惑星探査機「はやぶさ」を11月、予定通りに小惑星「イトカワ」に着陸させると発表した。故障した装置の代わりに化学エンジンを細かく噴射させることにし、地球帰還までの燃料も確保できる見通しが立ったという。

宇宙機構によると、着陸に使う機器の試験などのため、11月4日にイトカワに30メートルまで接近。12日と25日にそれぞれ着陸して岩石を採取する予定。宇宙機構の川口淳一郎教授は「加速、減速に使う化学エンジンを姿勢制御に使うのは想定外だが、実験で性能は確認した」と話した。

はやぶさは、三つある姿勢制御装置のうち二つが、7月と10月に相次いで故障。運用が危ぶまれていた。


 【私のコメント】
 心配していたが取りあえず、「はやぶさ」を「イトカワ」に着陸をさせることに漕ぎ付けた事は、喜ばしいことである。
 しかし、「はやぶさ」の姿勢制御装置3つのうち2つが故障となると、信頼性に疑問が残る。
 故障した姿勢制御装置の代わりに化学エンジンを細かく噴射させることにしたとは、急きょ「はやぶさ」の制御方法を現場で開発したと言うことである。

 つまり、メインエンジンである加速、減速用に使う化学ロケットを細かく作動させ、姿勢制御に使う技術を即席で開発したと言うことである。
 化学ロケットをそんなに細かく動作させられるようになっていないはずだから、何らかの処置で出来るようにしたのであろう。
 これで、小惑星「イトカワ」の地表サンプルを地球に持ち帰る希望が再び出てきた。
 日程は、1回目が12日で2回目が25日に着陸して地表サンプルを採取を目指す。
 ぜひ、成功させて貰いたいものである。