新型コロナウイルスの感染者数の高止まりが続く中、県は、3回目のワクチン接種を加速させるため、昭和町の大型商業施設に予約不要の接種会場を新たに設け、初日から希望者が訪れました。

県は、8日から昭和町の大型商業施設、「イオンモール甲府昭和」の店舗内に予約不要のワクチンの接種会場を新たに設けました。
会場には、1日600人分のモデルナ製のワクチンが用意され、8日は、3つのブースで看護師が接種を行いました。
ワクチンを接種した甲府市の63歳の男性は「市の接種は4月の後半ぐらいになるとのことで、予約なしで受けられるので、なるべく早く接種したいと思い来ました」と話していました。
県によりますと、今月6日時点で県内の接種対象者のうち、2回目までの接種を終えた人の割合が88.51%であるのに対して、3回目を終えた人の割合は51.62%で、加速化が課題です。
県ではこの会場のほかに、甲斐市の「ラザウォーク甲斐双葉」や「富士吉田市ワクチン接種センター」にも会場を設けることにしていて、来月上旬にかけての大型連休に伴って人出が増える前に、接種数を底上げしたい考えです。
県新型コロナウイルス対策グループの齊藤七二管理監は「まだまだ接種は加速化しなければならないと考えている。みなさんや家族の健康を守るために接種を受けてもらいたい」と話していました。