お久しぶりの更新です。

昨日、月からの使者が2年半ぶりに戻りました。

このごろは、毎日病気以外で色々なことがあるので
自分が治療中であることを忘れがちです。

でも、先日偶然、あるエッセイに出会い、
パンドラの箱を開けたように色んな思いが巡って、
通勤電車の中で不覚にも泣きそうになりました。

自由に紹介していいそうなので、URLを貼って紹介します。

アステラス製薬「病気が教えてくれたこと」エッセイ集より
『癌てね、すごいと思うねん。私がちゃんと生きてゆくために、
尊い教えをくれるスーパー師匠かもしれへん。』

http://www.astellas.com/jp/corporate/brand/essay/kokoro/essay/56.html

他にも、このサイトにはたくさんのエッセイがありました。
前向きに病気に向き合うみなさんの姿に、とても勇気づけられましたニコニコ



以前から考えていたことを、今日実行してみました。

社会人としては当たり前なことなのかも知れませんが、
ケセラセラな私には、保険を自分で検討して入るというのは
ものすごく面倒でハードルの高いことでした。

術後2年経ったときの2012年に「ほけんの窓口」で情報収集したこところ、
私にあてはまるがん保険は、セコムとアメリカンホームダイレクト(AHD)のみだそうです。

セコム MedcomOne(メディコムワン)
http://www.nyugan-hoken.com/

AHD ガンになったことがある方も入りやすい
みんなのほすピタる 緩和告知型ガン保険
http://www.americanhome.co.jp/can/sicancer_s/

乳がんの手術から2年(AHD)と3年(セコム、ステージⅡの場合)経過後に
入れる保険です。3年が経過したので本格的に検討してみました。

<AHDとセコムの保険の比較>
 ・AHDは、保険料の支払い条件に通院・入院日数の制限があり、セコムは無し。
 ・AHDには、入院時の支払い金額に上限があるけれど、セコムは無制限。
 ・AHDは、4つの条件にあてはまれば申込みOKだけれど、セコムは審査あり。
 ・AHDは病期による保険料の違いはなく、セコムはあり。
  (私の病期では、セコムでは月々の保険料は一万円を超えていました。
   一方AHDでは、3段階の真ん中の保険+追加補償はセコムの約半額でした。)
 ・セコムでは差額ベッド代は支払いの対象外。

色々考えて、AHDの保険に入ることにしました。来月早々から開始です。
開始後1年間は、何かあった時の支払いは通常の半額だそうです。

「ほけんの窓口」は色々な駅にあり、無料で予約不要でした。
納得いくまで相談にのってもらえて良かったです。成約まで数回通いました。
担当の方は毎回違いましたが、みんなど素人の私にわかりやすく説明してくださり
ありがたかったです。

保険料は掛け捨てなのでもったいない気もしますが、安心料だと思うことにします。
いつかやらなければと思っていたことを実行できて、すっきりした気持ちになれましたニコニコ
2013年ももうすぐ終わりですね。

今年は、春から始めた新しいことに一生懸命取り組むうちに、
あっという間に時間が過ぎていきました。

術後3年目の検診をクリアし、乳がんに対する気持ちを考えてみました。
乳がんを克服したわけでも、忘れようとしているわけでもありません。
ただ、「今出来る治療はしている。あとは人智ではわからない」という気持ちです。

私にとって闘病とは、いま病気と「闘う」というものではないです。
時に眠れない夜があったり、病気のない人をうらやんだりしながらも、
笑顔と感謝、平常心を忘れないこと。歩みを止めないこと。周囲に愛情を注ごうとすること。
そういう自分になることが、私にとっての「闘い」な気がします。

こう言うときれいに聞こえますが、けっこうな葛藤があったりもします。
実をいうと「なぜこの歳で」とか「なぜ子供を産む前に」と、今でも思います。
再建胸も、最近はごくまれにですが、心身両方でズキンと痛むことがあります。

この前、眠れない夜に、今春旅立った病友のことを考えていました。
自分の容態が悪いにもかかわらず、泣いている病友の背にそっと置いた、
肝転移の黄疸で黄色くなった彼女の手のことを思い出していました。美しい手でした。

「私の背中にも手を置いてほしい」と思ったら、「バシッ」という音がして、
振り返ると、背中に置かれた手と「グオー」という家族ののん気ないびきと寝顔がありました。
寝返りをうったら、偶然手が私の背中にあたったらしいのですが、
その姿になんだかほっとして、眠ることができました。

私も、誰かの背中にそっと手を置くような優しさを送れる人になりたいです。
自己中でデリカシーと想像力に乏しく、夢中になるとすぐ周りが見えなくなる私とは真逆なのですが…。
まずは、自分の背中を支える様々な形のぬくもりを感じて、感謝することからかも知れません。

この一年間も、たくさんの人達に支えてもらって無事過ごすことができました。
2014年も、素晴らしい年になりますように。
ニコニコ