ルージュカルミア（5牝・ディエンティの19 父ディープインパクト）＜木村＞に悲報
【美浦TC】
木村哲也師「昨日（水）午後のチェックで右前の膝と球節に熱感が確認されました。すぐに獣医さんを呼んでレントゲンを撮ってもらったところ、右前橈骨遠位端の骨折と、球節も骨片が飛んでいるのが判明しました。競馬に復帰するまでには手術と半年以上の休養が必要との診断が下ったため、今後についてはクラブサイドと協議させていただきます。脚元に関しては注意していたのですが、このようなことになってしまい大変申し訳ございません。馬は普通に歩いていて、落ち着いて過ごしてはいます」
7月6日に帰厩し、8月11日（日）の新潟・三面川特別（芝1800m）出走へ向けて調整されていた矢先のアクシデント。
馬体重410キロそこそこの華奢な馬なので、脚元はそこまで心配はいらないと思っていましたが、まさかです。
5歳牝馬で引退期限までわずかなので、回復したとしても走る機会はないので、このまま引退ですね。
ディープ牝馬で素質は感じるものの、小さくて使い減りしやすく、条件も左回りの1800m専用なので、なかなか数を使えず通算10戦2勝。オープン馬だらけの木村厩舎では、下級条件馬はチャンスが回ってこなかったですね。
私にとって最後のディープ産駒でした。繁殖としては、ナダルのような大型馬をつければ良駒が期待できると思うので、第二の馬生で活躍してくれることを願っています。お疲れ様でした。
（↑2022年8月 NF空港の牧場見学時）
