プロキオンS【GⅢ】のヤマニンウルスは強かったですが、スッと好位の外目につけ、砂を被らない位置で運んだ武豊騎手の好騎乗でした。あそこまでストレスのない競馬をされたら、他馬はお手上げでしょう。ただ、一線級を相手に揉まれる競馬になると、こう簡単には行かない気がします。

 

さて、今日は、菱田裕二騎手が土曜函館から日曜小倉への移動がうまくいかず、小倉3Rが乗り替わりとなりました。

菱田裕二騎手が飛行機トラブルで小倉3Rに間に合わず乗り替わり プロキオンSのハピは騎乗できる見込み | 競馬ニュース - netkeiba

 

同じく函館から小倉に移動した武豊騎手は、函館11Rに騎乗した後に競馬場を出て、1つ早い便に間に合ったと思われますが(日曜はヤマニンウルスに乗るので万全を期していたのでしょう)、菱田騎手は12Rまで乗っていたので、そのあとの便が落雷の影響で欠航。函館から新千歳経由で羽田に移動し、翌朝、羽田から福岡空港に行ったようです。

日曜朝、福岡空港経由でも10時頃には小倉競馬場に着けるので、11:05発走の3Rには物理的に乗れますが、発走時間の70分前に検量室にいる等のルールがあるので乗れなかったのでしょう。

例年、函館と小倉は同時期に開催されませんが、今年は阪神の改修で変則開催になったため、こんなことが起こってしまったという。函館は直行便が少ないし、札幌方面とは陸路でも遠いし本当に不便ですね。

 

そもそも、北海道開催は昔から馬券が売れないし、夏の短期間しか開催できないので、維持費も考えるとコスパが非常に悪いのが実情。

JRAは中央4場開催を増やしてローカルを減らしたいので(中央場所も開催日数に制約があるので簡単ではないですが)、以前は函館・札幌ともに8週ずつ開催があったのを、函館競馬は6週、札幌競馬は7週に短縮しました。

特に、JRAは交通の便が悪い函館開催は正直やめたいのだと思います。函館は札幌開催時にトレセン替わりに使えるのでニーズがなくはないのですが。門別を改修して中央開催でも使えるようにした方が便利な気も。

地方活性化にはローカル開催も大事とは思いますが、悩ましいですね。