宝塚記念【GⅠ】はブローザホーン(5牡・父エピファネイア)<吉岡>が初GⅠ制覇クラッカー

菅原明良騎手、吉岡辰弥厩舎にとっても初タイトルとなりました。

生産者・岡田牧雄さんもおめでとうございます合格

 

馬体重のない馬の方が道悪は走ると言われますが、出走馬中もっとも軽い428キロのブローザホーンは本当に根性がありますね。重馬場で後ろからとなっても慌てず、じっくり行けたのはよっぽど道悪に自信があるのでしょう。菅原明良騎手が馬の力を信じた騎乗でした。後ろからとなって、ドウデュースを内に閉じ込める形にしたのも(狙ってなら凄い)巧みな駆け引きだったかと。

 

そして、出資馬エピファネイアの仔が勝ってくれたのも嬉しい限り。エピファネイア産駒は今春のGⅠダントツの4勝。ライバル・キズナがアベレージヒッターなのに対し、エピファネイアはホームランバッターで大舞台での活躍が目立ちますね。種牡馬戦国時代の天下獲りだ!

 

2着は皐月賞の再現を狙った横山武史のソールオリエンス、決め打ちがハマりましたね。直線で兄・和生騎手のべラジオオペラに寄られて一瞬前が壁になったのがもったいなかったですが、ハマれば力があるところを見せました。キタサンブラックは重でも走るなあ。

 

3着はべラジオオペラ。先行して正攻法の競馬を見せましたが、大阪杯Vはフロックではないところを証明しました。2、3着は横山兄弟で社台F産、社台も好調ですね。

 

4着はプラダリア。早め先頭で一瞬押し切れそうでしたが、直線でもう一つ伸び切れなかったのは、馬場の大外に出せなかった分では。

 

5着のローシャムパークは、勝負処から良い手応えで外を上がり、いい感じで来ていましたが、直線で内に刺さっていたので道悪が苦しかったのでしょう。

 

一方、1番人気ドウデュースは、行きっぷりがもうひとつで、追走に余裕がなかったとはいえ、4角から直線で勝ち目のない内を突いてしまったのは武豊騎手の選択ミスでしょう。結果的には、じりじり伸びて6着まで来ていたので、距離ロスしても馬場の良い外を突いていればもっと上位に来れたかと思います。ヴィクトリアマイルのナミュールもそうでしたが、後ろからになって手応えが悪いとコースロスを考えて内に入れてしまいがち。そのあたりがレジェンドながら今一つかなと。

 

あと、私の期待していたディープボンドですが、ハナか番手を奪ってほしかったのに行き脚がもうひとつで、川田のルージュエヴァイユにしてやられ(勝負を捨てた逃げと田原氏)、スローな流れに落とされてしまったのが痛恨。途中からでも捲ってほしかったけど、やっぱり幸は幸か。

 

ちなみに、予想&サインは的中しましたが、自分の思ったほど雨が降らなかったので、最後の最後でソールオリエンスを切ってしまい大鼻血チーン

 

PS)今年のGⅠはすべて違う騎手が優勝というのは続きましたね。