遅ればせながら、オークスの振り返りを。
2番人気のチェルヴィニア(父ハービンジャー・木村)が桜花賞13着の雪辱を果たし、初GⅠ制覇
馬の能力やここまで状態を上げてきた関係者の力もさることながら、さすがはルメールというソツのないレース運びでした。
前2頭が1000m通過57.7のハイペースで飛ばす中、道中は10番手あたりの中団外目につけ、1番人気のステレンボッシュをマークするような位置取り。勝負処から外を進出し、直線では残り400mを切ってワンテンポ遅らせてゴーサイン。反応良く伸びて、先に抜け出したステレンボッシュをゴール前で半馬身捉えました。勝ち時計2分24秒0でした。
惜しくも2着で二冠ならなかったステレンボッシュ。道中はタイトになりながらも中団の内でロスのないレース運び。直線で内目を突いた分、チェルヴィニアに比べてストレスが高かったのと、痛かったのが右後脚の落鉄。直線で手前を変えたあたりでのアクシデントか。残り200mあたりのストライドのバランスが悪く見え、ゴール前で思ったより伸びを欠いたのは明らかに落鉄の影響でしょう。たらればですが、落鉄しなかったら勝っていたかと。
出資馬ハープスターもオークスで蹄鉄が外れかけて、まともに走れない状態で敗れましたが、本当に運がなかったですね
戸崎騎手も東京2400mのGⅠを勝ったことがない勝負弱さか、来週のダービーも心配です
3着には3番人気ライトバックが追い込んできました。ハイペースとなって折り合えたのが大きかったし、気性面が成長すれば、秋には飛躍できそうです。
4着は5番人気のクイーンズウォーク。長く良い脚は使えますが、520キロを超える大型馬で緩さがあってスパッと切れないですね。オークスは大型馬が勝てないというのは、大型馬はスタミナの消費量が多そうな気がするからかも。
1勝馬の14番人気ランスオブクイーンが5着。先行勢で唯一掲示板に載ったのには驚きました。距離が向いたのでしょう。
私が狙っていた6番人気タガノエルピーダはパドックの状態はとても良く見えたのですが、気が良すぎるのか、結果的にはハイペースの前を追いかけ過ぎましたね。それにしても止まるのが早かったので、距離も長かったのでしょう。
馬券もサッパリ、ここまでカタい決着になるとは思いませんでした
サイン予想も不発