遅ればせながら、桜花賞の振り返り+αについて

 

クラシック第1弾、第84回 桜花賞【GⅠ】は2番人気のステレンボッシュ(父エピファネイア・国枝)が優勝クラッカー

 

サンデーRの牝馬限定GⅠ連勝記録は9でストップしましたが、ステレンボッシュは社台オーナーズの吉田勝己氏名義なので同じようなもの。勝己さん名義のGⅠ馬はダンスパートナー、フラワーパーク、ゴールドドリームですから、クラシックを勝ったのは1995年オークスのダンスパートナー以来久々でしたね。

 

さすがは牝馬の国枝厩舎。アパパネアーモンドアイに続く桜花賞3勝目をあげました。ということは、国枝厩舎で桜花賞を勝った馬はすべて牝馬三冠を達成しているので、ステレンボッシュも三冠濃厚か!?

さらに、エピファネイア産駒の桜花賞馬はデアリングタクトに続き2頭目。エピファネイア産駒の桜花賞馬は牝馬三冠を達成しているので、もう牝馬三冠は決まったようなものかな照れ

エピファネイアは元出資馬なので馬券は外れても嬉しい限りです。最近、現役時代からのライバル・キズナに押され気味なので面目躍如グッド!

ステレンボッシュの父エピファネイア×母父ルーラーシップの配合は増えているので(一見、気性が危うそうですが)今後ニックスとして期待されそうですね。

 

レースはエトヴプレが控えたので、ショウナンマヌエラの単騎逃げとなって平均ペース。好位から中団の組に有利に(それにしても、コラソンビートの引っかかりはなんやねんむかっあれなら行かせろやタケーシ)

ステレンボッシュはうまくアスコリピチェーノをマークしながら早めに仕掛けて最後まで持たせました。さすがマジックマン合格

外からライトバック、スウィープフィートがよく追い込みましたが3、4着まで。

一方、クイーンズウォークは内枠が響いて伸びを欠きました。出していったらダメだと思っていましたが案の定。下げて馬場の良い大外勝負しかなかったかと(粗品の呪いもあったか)

 

 

そんな中、もうひとつ注目したいのが‟マジックマン”モレイラ騎手キラキラ

モレイラ騎手は短期免許取得が崖っぷちになっているので、このGⅠ勝ちは非常に大きな意味を持ちます。

 

外国人騎手の主な短期免許取得条件は…
①国ごとに定められたリーディング上位(過去2シーズン)
②当該年または過去2年で指定外国競走(60競走)を2勝以上
③当該年または過去2年でJRAのGⅠ 2勝以上


モレイラ騎手は21-22シーズンで香港リーディング2位(香港では同3位以内が取得要件)で①の条件を満たしていましたが、その後はいずれも満たしておらず、このままでは来年以降、短期免許が取得できなくなります。そのために春のGⅠシーズンにあえてやってきたといえるでしょう。

社台グループ、特にノーザンは有力馬を外国人トップジョッキーに乗せたいので、モレイラのGⅠ勝ちをアシストしたかったはず。それで、桜花賞で勝ち負けできるステレンボッシュを空けて待っていたのでしょう。ノーザンが1番勝たせたかったのが、モレイラのステレンボッシュだったので、この結果はまさに‟ノーザンの思惑通り”だったということですね。

 

今回の短期免許期間は安田記念の週までなので、GⅠはあと7つあります。あと1つ勝てば来年以降も短期免許を取得できるので、来週以降もモレイラのモチベーションとノーザンのバックアップに注目ですねウインク

ついでに、通年免許も取ってほしいんですがあせる

 

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