勝負服レッドルゼル(8牡・フレンチノワールの16 父ロードカナロア)<安田隆>の引退が決まりました。

 

フェブラリーSのレース後、右前の歩様が悪くなり、栗東TCで検査したところ、右前脚の種子骨靭帯周辺の腱鞘炎が判明。一部腱の石灰化も確認されるなど、復帰にはかなり時間を要するとの診断でした。放牧先の山元TCで精密検査を行うも、獣医師の見解は同様。8歳という年齢や、ここまでの戦績から種牡馬入りの話があったことも踏まえ、ここで引退することになりました。繋養先はイーストスタッドが予定されています。

安田隆行師「現状を踏まえて関係者間で協議し、これから先は人馬の安全面において危険性が高く、無理はさせられないと判断して前走を最後に現役を退くことが決まりました。そして、引退後はどうにか次の仕事をと思っていたところに吉報が。種牡馬の仲間入りすることが決まったというものでした。繋養先を探し掛け合ってくださったクラブや快く受け入れを決めてくれたスタッドにも心から感謝申し上げます…。

何より2歳から8歳まで全国各地、中東にも飛んで結果を残し、多くの競馬ファンを魅了したように、競走馬としての仕事をきっちりやり切って選抜されたわけですから自身の頑張りの賜物でしょう。

一番の想い出はフェブラリーSに4年連続で連れて行ってくれたことでしょうか。何とかJRAのタイトルを…と厩舎スタッフ共々ワクワクさせてもらいましたからね。重賞は3つも獲らせてもらいましたが、自分としてはあの時もっとこうしてあげれば良かったかなという反省点もあり、それは担当した助手がこれからに活かしてもらいたいと思います。

ルゼル、お疲れさま。これまでありがとう。次の仕事でも成功を収めることを願っています」(抜粋)

 

星2歳から8歳まで走り続け、通算27戦9勝。もう感謝の言葉しかありません。

JBCスプリント制覇やドバイゴールデンシャヒーン連続2着、フェブラリーSの4年連続出走で去年は2着好走…数々の想い出がまさに走馬灯のように蘇ってきます。

JRAや海外のG1を獲れなかったことだけが心残りではありますが、何とか無事に引退、種牡馬入りすることができてホッとしています。

安田隆行厩舎をはじめ関係者の皆さん、ありがとうございました。そして、ルゼルお疲れ様でした。

種牡馬戦国時代でなかなかチャンスに恵まれないかもしれませんが、少しでも子供たちが頑張ってくれれば、それだけを願っていますお願い

 

レッドルゼル 悲報 | 万馬券の畦道(あぜみち) (ameblo.jp)