復帰を目指していたルクスグローリア(3牡・ヒカルアモーレの20 父サトノダイヤモンド)<宮田>にまさかの…ショボーン

 

去年7月の新馬戦2着のあと、脚部不安を発症。時間をかけて立て直しをはかり、ようやく先月29日に美浦TCに帰厩。来月の復帰を目指して調整が続けられていました。

昨日の追い切りでは好時計をマーク。

美浦南W・良(助手)82.8-67.8-52.9-37.7-11.4(馬なり余力)
タッチャブル(3歳未勝利)馬ナリの内0.6秒追走同入

 

「水曜日の追い切りはエンジンがかかるといい動きを披露してくれていました。息遣いに関しては先週末にコースで乗った時、そして今週の感じからもまだ重たさは残りましたが、同じ3歳未勝利馬のパートナーを相手に非常に楽に動けていましたから、あとはこれから本数を乗り込みつつ中身を詰めていければとその時点ではイメージしていました。

先週も気になったゲートに関しては週末や週明けにも置きゲートで練習を継続しましたが、後ろ扉のみ閉めて、前扉は開けた状況での練習でも後ろへトモを落とす仕草が強く、正直、騎乗者を乗せたままの練習では危険を感じる状態でした。発走委員にも相談した上で今日は縛り調教を実施しましたが、やはり枠入りと同時に深く座り込むような格好になってしまいました。他の馬でも座り込んでしまう事がありますが、通常であれば前扉を開けてあげれば自発的に前に立ち上がる馬が多い中、ルクスは扉を開けても大人しく座ったままの状態で膠着してしまいました。その後、すぐに診療所の先生にもゲートまで駆けつけてもらい、考えられるだけの処置を施しましたが、残念ながら自力では立ち上がる事ができず、安楽死の処置を採らざるを得ませんでした。

診療所にて詳細を確認したところ、第一腰椎の粉砕骨折が判明しました。神経が切れている様子はなかったとのことも、内出血で圧迫されたことで、結果的に起立不能となってしまったと推測されます。厩舎としても期待が大きかった馬ですが、このようなことになり大変心苦しく、誠に申し訳なく思っております」(宮田師)

 

星信じられません。実にかわいそうなことになってしまいました。馬は生き物なのでいつ何が起こるか分かりませんが、まさかゲート練習で命を落とすとはネガティブこんなアクシデントは聞いたことがありません。

もともと大人しくて手のかからない馬で、デビューまではゲートに何の問題もなかったのに、長い間のストレスが積み重なったのかと。ゲートで縛らなければパニックに陥らなかったのでしょうが…後悔先に立たずです汗

 

で、ここからボヤキです笑い泣き

1歳時からかなり期待されていましたが、2歳7月の函館新馬戦で横山武史騎手が競馬を教えようとしてか前に行かず、逃げ馬を楽に勝たせてしまい取りこぼしたことが、負の連鎖の始まりでした。

たった1度の騎乗ミスがその馬の運命を大きく左右してしまう。ジョッキーは後からいくらでも取り返せますが、馬はチャンスが二度と訪れないかもしれず、取り返すことはできません。ジョッキーは失敗を糧として成長できますが、ミスされて踏み台になった馬はホントに哀れなものです。私が騎手に厳しいのは、それを切実に感じるからです。ホント、日本は騎手に甘すぎるパンチ!

宮田厩舎は言わずもがなですが…終わったことはどうしようもありません汗

ルクスグローリア、今はただ安らかにお願い