東京5R・2歳新馬(芝1800m)でデビューした勝負服レッドディライト(♂・ディエンティの20 父エピファネイア)<木村>

 

馬体重514キロ。パドックでは好馬体が目立ち、雰囲気も良かったです。最終的に1番人気でした。

スタートを無難に出て6番手の外につけます。最初の600mが37.7とかなりスローの中、馬の後ろにつけて追走。しかし、3~4角の勝負処で反応がもうひとつ。直線は外を突きましたが、内にササって伸びを欠き、スローの2番手を楽に抜けた勝ち馬から1.1秒差の4着に終わりました。

 

「まだ重たい感じで、切れませんでした」(ルメール騎手)

 

「初めての場所ということで入れ込むかと思いましたが、割と落ち着いてくれて体重もトレセン時と変わらないくらいでした。パドックでも行儀良くできていたので精神面は問題なかったと思います。ただ、パワーはあるのですが、口向きもまだわかっていない感じで、騎手も返し馬からコントロールが効かず苦労したようです。競馬自体はスタートも普通に出ていいポジションを取れましたが、大型馬らしいベタッとした走りだったということでした。最後、脚は使えそうだったようですが、手前を変えてくれず余力はあるのに使いきれなかったようです。『追い出したら寄れたりとまだまだ体も気持ちも子供。芯が入れば良くなると思う』という話でしたね。追い切りでも手前を変えるのが下手でしたし、左手前だと走りのバランスを崩すところがあったのでそれが競馬でもろに出てしまいました。大きい馬で見映えはいいものの、まだ全体に緩いというところから来るものなので、これからトモがしっかりしてくればそのあたりは変わってくるはずです。今日も手前が変わっていればもっときていたはずですしね。成長するには少し時間が必要かもしれませんが、能力があるのは間違いないのでそれを出せるようにやっていきます」(木村師)

 

星スローペースで参考外の部分は多いですが、勝負処での反応がホントに悪かったですね。余裕残しの分でしょうか。直線もよれて、馬込みを嫌がる感じも受けました。展開的に前につけていれば馬券圏内には来られたと思いますが、新馬にレースを教える意味ではあの競馬は仕方ないところ。「緩さがあってスピードの乗りが悪い。使いつつ」と太田助手が言っていた通りでした。こんな馬ではないと思うので、次走は変わってくるでしょうが、結果が出せなかったので、キムテツ厩舎らしい長い放牧が待ってそうですショボーン

 

PS)NF早来では、大型馬ながら緩くないという評価でしたが、結局は「緩い、緩い」と、コメントってホント不可解ですあせる

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