宙組『MY BLUE HEAVEN』❷風色日向

テーマ:

2024年10月27日(日)宙組『MY BLUE HEAVEN-わたしのあおぞら-』配信を視聴しました。

 

なんとも真っ直ぐで、心がサッパリ洗われる物語。

リピートしたくなる舞台でした。

 

 

★風色日向(102期・研9)

天地 楽(ジョーイ)

天涯孤独の青年。復員兵

 

立ち姿のシルエットだけで、すでにカッコ良過ぎ。

身長・骨格バランスが絶妙。

帝国陸軍の軍服も、婆娑羅のような衣装も、スーツも似合う。

 

サイコロの出目を操れる才能をもつが、悪事には使わない。

真面目で心優しい青年…ですが。

有田(雪輝れんや)に騙され、上杉(真名瀬みら)に脅され、田島房江(小春乃さよ)の甥になりすますことに。

 

順調に進む詐欺を、みずから白状してぶち壊すジョーイ。

とことん、マジメ。

でも、わかるよ。

あまりにも良い人や、信じてくれる人は…裏切れないよね。

 

ある意味、出来過ぎ君かもしれぬ。

よくぞ、こんなに好青年に育ったよなぁ。

そんなジョーイを嫌味なく、自然に体現していました。

 

あっ、でもね?

いわゆる堅物ではないんだけどね?

ラスト、弥生や孤児たちと皆で、空と海をみてたんだっけかな?

隙を見て、弥生(山吹)の頬にキスするジョーイ。

 

ぎゃふーっ♡♡

風色日向にこういうキスさせるセンス、素晴らしい。

わかってるなぁ、齋藤先生。

さすが少女マンガ読み込んでるだけある(…と思ってる)

※ホンマに少女マンガ読み込んではるか、知りませぬ。

 

風色くんの主演挨拶の前に、副組長(秋奈るい)挨拶が。

主演挨拶への繋ぐ際、

「これが最後なので、あの台詞をもう一度」

とリクエスト。

 

風色くん、「ぇえ~?」と戸惑い笑いながらも、一瞬で切替。

ピュッとサイコロを投げる(ふりをする)と、

「俺のダイス返してくれよ」

 

がふーーっ♡♡

こういう決め台詞に決めポーズ、たまらんぜよ。

やっぱり齋藤先生よなぁ。

戦隊物を浴びるほど見てきただけある(…だよね?)

 ※ホンマに戦隊モノを…以下同文。


カテコでは毎回、出演者の特技を披露してたんですね。

千秋楽は「では、私が…」と風色くん。

小学生の頃から習っていた、タップダンスを披露。

「タップシューズ履いてないし」

「音が聞こえないかもしれませんが…」

 

足元を見ながら、慎重かつ軽快にステップを踏む風色くん。

観客も、宙組メンバーも大拍手。

宙組生から「アンコール!」の声が上がると、

「これだけしか用意してないし!これ以上は無理だし!」

と真剣に焦ってました。

 

「来年は男役10年」

節目の年を目前に控え、覚悟と緊張感を滲ませていました。

 

普段は発声や動きなど、無意識に細かくチェックしがちの私。

気づけば、ひたすら画面に見入ってました。

風色日向があまりにも素敵で、自然と惹き込まれてまして。

淡白な味付けほど、素材の良さが滲み出る好例。

 

ジョーイ・ナニーロ君や…
いい味を醸し出しすぎて、いっそ罪深いよ。