星組『阿修羅城の瞳』つばき役について考える

テーマ:

2024/10/13(日)雪組『ベルサイユのばら』が大千秋楽を迎えました。

 

今週末10/19(土)から星組『記憶にございません!/Tiara Azul-Destino-』が東京で幕を上げます。

 

トップ娘役・舞空瞳(102期・研9)退団公演。

 

星組は次作『阿修羅城の瞳』で、トップスター礼真琴(95期・研16)が退団。

 

まず間違いなく、どの組よりチケット難なのは星組。

来年もその勢いは止まらないかと。

 

退団公演は致し方ないとして、何故『阿修羅城の瞳』なのか。

絶対おもしろいに決まってるじゃん…!

 

配信回数 増やして下さい、マジで。

アーカイブ配信導入して下さい、大マジで。

 

…それにしても、ですよ。

 

つばきは誰が演じるんでしょうね?

 

 

『阿修羅城の瞳』ヒロイン

 

通常であれば、つばきはトップ娘役が演じます。

ですが、舞空さん退団後、空位に。

 

次なる有力候補といえば、別箱ヒロイン経験者。

 

小桜ほのか(99期・研12)

瑠璃花夏(103期・研8)

詩ちづる(105期・研6)

 

星組、さりげなくスゴイ。

全員、歌唱力・演技力が高い実力者。

三人とも歌姫タイプですが、ダンスも人並み以上。

 

実力者揃いって、すごい。

すごいよ、本当に。

 

他の組も並べてみると、その稀少性がわかります。

 

・別箱ヒロイン経験あり

・全方位レベル高め型のみ色をつけてみました。

 

観劇を通しての私個人の判断です。

認識にズレがあったらごめんなさい。

 

花 組

星空美咲(105期・研6)トップ娘役

朝葉ことの(103期・研8)

美羽愛(104期・研7)

七彩はづき(107期・研4)

 

月 組

彩みちる(99期・研12)

天紫珠李(101期・研10)トップ娘役

白河りり(103期・研8)

きよら羽龍(104期・研7)

花妃舞音(106期・研5)

 

雪 組

夢白あや(103期・研8)トップ娘役

音彩唯(105期・研6)

華純沙那(106期・研5)

 

星 組

小桜ほのか(99期・研12)

舞空瞳(102期・研9)トップ娘役

瑠璃花夏(103期・研8)

詩ちづる(105期・研6)

 

宙 組

天彩峰里(100期・研11)

春乃さくら(102期・研9)トップ娘役

山吹ひばり(105期・研6)

 

 

★トップ娘役比較

 

星空さんはオールマイティ・タイプですね。

現代的なビジュアルで、スタイルも良い。

 

天紫さんは、声がよく通って滑舌が良い。

台詞や歌詞が聴き取りやすい。

 

舞空さんは、めちゃくちゃカッコ良いダンサー。

華やかなオーラの持ち主でもあります。

 

夢白さんは、歌舞伎調(≒独特の言い回し)なのに惹き込まれる。

圧巻の演技力。

 

春乃さんも、お芝居が得意なのでしょうね。

『PAGAD』では王妃と普通の娘を無理なく演じ分けました。

 

 

こうして見てみると、花組(星空美咲)以外、歌が弱め。

 

ですが、皆さんそれぞれ強みがあります。

また、歌も作品毎に本人比、成長しています。

 

歌が下手というより、高音が出づらいのかと。

宝塚娘役は独特の発声を余儀なくされる為、致し方ない面もあるかと。

 

あと、肺活量が弱めなのかな…?

もちろん、全員じゃなくて。

ブレスが苦しそうで、歌詞が途切れがちな人もいるので。

 

歌が苦手なら、ヒロインに無理に歌わせなくても良いのでは。

歌が得意な生徒に歌ってもらって、得意分野で表現しても良いのでは。

 

これ、主演男役にも当てはまります。

 

特にトップスターは技術的な巧拙より、スター性が求められますし。

備えるべき要素にも、優先順位があると思うので。

 

トップに立てるのは、常に一人だけ。

しかも、平均して3年前後は在位します。

 

それぞれの強みを発揮し、フォローし合い、魅力ある舞台を創る。

宝塚なら、それができます。

 

 

★つばきはだれに…?(娘役編)

 

閑話休題。

 

つばきの話題に戻りましょう。

 

小桜ほのか

瑠璃花夏

詩ちづる

 

誰であってもおかしくないと思っています。

富田靖子バージョンを知ってるだけに。

歌唱力・演技力もあって、申し分ない星娘たちですし。

 

天海祐希バージョンがクローズアップされると、男役に誘導されがち。

『風と共に去りぬ』のスカーレットみたいですね、こうなると。

男役の方が似合いそうな役ではあるかな…。

 

娘役でも、華やかなカリスマオーラの持ち主なら、イメージに合うと思います。

すらりと上背があれば、更に。

 

(そういう意味では、富田靖子は普通に可愛すぎた)

(顔立ちも背丈も、可愛い系だったから)

 

個人的に、舞空瞳のつばき…似合ってたろうな、と。

ひと足先の退団が惜しまれます。

 

 

(阿修羅城上演時の)現役ジェンヌでは、星空美咲も合いそうではある。

 

可愛い町娘のつばき。

ミステリアスで迫力あるつばき。

 

どちらも似合いそう。

すらりとした長身もプラスポイント。

 

花組トップ娘役でなければ、期間限定で出張出演できたかも?

かちゃザベートのように。※

 

※2009年、トップ娘役空位の月組『エリザベート』に瀬奈じゅんの相手役として凪七瑠海(当時、宙組男役)が特出。

 

妖艶さと迫力では、夢白あやも期待に応えてくれそう。

こちらも、雪組トップ娘役でなければ…以下同文。

 

 

★つばきはだれに…?(男役編)

 

巷で有力視されてる暁千星(98期・研13)

 

ありちゃん扮する闇のつばき…似合いそう。

 

月組時代ショー『クルンテープ天使の都』での女装は忘れ難し。

ウィッグ無しのショートヘア。

長い脚を惜しみなく出した、ホットパンツ姿。

美しくてカッコ良くて、最高でした…!

 

美しさ、繊細な表現力、色香、迫力。

どれも備えています。

 

 

…あと、絶対ないと思うけど、礼真琴(95期・研16)も似合うと思う。

退団公演でなければ、可能性はあったかもしれませんが。

 

娘役で退団したトップスターも、過去にはいましたが。

安奈淳(花組トップ)は1978年、スカーレット(風と共に去りぬ)で退団。

 

まさかの女役での退団でしたが、レット・バトラー役が豪華。

麻月莉緒(花組)に加え、榛名由梨(月組トップ)、鳳蘭(星組トップ)も特出し、バトラーを演じました。

 

安奈淳は元祖フェアリータイプ。

だから、あり得たのかな。

 

礼真琴も、愛(ロミジュリ)、スカーレット、アデレイド(ガイズ&ドールズ)など女性または女性的な役を演じてきました。

 

でも、さすがにないだろうな。

似合うとは思うけど。(←しつこい)

 

町娘のつばき

クライマックスのつばき

どちらも過不足なく表現できるのは、礼真琴かと。

 

やっぱり、ここに帰ってきちゃうな。

ホワイトホースかいな。

 

 

他組からレンタルできるなら、彩海せら(月組102期・研9)

 

礼真琴・暁千星と同じく、舞台技術は安定。

歌唱力・演技力・ダンスとも申し分なし。

 

顔立ちも綺麗で、キラキラ華やいだ空気も。

それでいて、控えめな風情もあるという。

 

礼さんと対峙した時のバランスも良さそう。

彩海さんは(男役としては)小柄で細身なので。

 

でも、娘役としては長身でカッコ良かろう。

顔立ちは可愛い系美人だが、迫力あるぜ、みたいな。

 

彩海つばき……いいかも……?

 

 

★解けない謎

 

つばき役は誰か?

この謎は「主な配役発表」まで解けそうにありません。

小柳奈穂子先生の采配にかかっています。

 

もし小桜ほのかが礼真琴と同時退団なら、小桜さん抜擢もあるかも。

 

ただ、それなら一作だけでもトップ娘役として遇しても良いのでは?

ハローグッバイになりますが。

 

トップ娘役の称号は、退団後の仕事に繋がります。

正直なところ、小桜さんのような「どこに出しても恥ずかしくない」実力の持ち主こそ、「元・宝塚トップ娘役」として外部舞台に出てほしい。

 

トップは舞台技術だけじゃない。

それは分かっています。

 

わかってますが、世の中は「トップ=その集団で一番上手な人」だと思われがち。

 

カリスマオーラを放ってるとか、飛び抜けて美形とか、そういう人は「わかりやすい魅力」をまとってますが。

 

美貌しかり。

美声しかり。

表現力しかり。

 

「さすが宝塚やな」と観た人は思う事でしょう。

 

 

★個人的な希望

 

個人的な希望としては、礼真琴

それが無理なら、彩海せら

 

どちらも、ありえない。

ありえへんけど、言うだけはタダやで。

 

「言うだけはタダやで」は、「無理を承知で、とりあえず言うだけ言っておく」

笑いをオブラートにして、本音を吐露する関西の文化です。

 

覚えておいてね、テストに出ます。

 

 

∇つばき…!

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村