2024年8月11日(日)は雪組『ベルサイユのばら』宝塚千秋楽。

見応えのある舞台でした(配信視聴)

 

 

★アントワネットとロザリー

 

タンプル塔へ幽閉されたアントワネット(夢白あや)

世話役はロザリー(野々花ひまり)

 

ここで、アントワネットは「ロザリー」と呼び捨てにしますが…

原作では「ロザリーさん」と呼んでます。

ベルサイユでも、タンプル塔でも、変わらずに。

 

ロザリーは、オスカルと共に住まう娘として紹介されました。

よその家のお嬢さんを呼び捨てにする人ではありませぬ。

アントワネット様の育ちの良さが垣間見えるポイントです。

 

原作激Loverとしては、気になるポイントです。

細かくてゴメン。

 

「人をどんな風に呼びかけるか」は人柄や関係性が出るポイント。

その人物を描くにあたり、大切だと思っています。

細かいけど、けっこう大きいと思ってます。

 

 

★愛の不時着とLAST MISSION

 

モンゼット夫人(万里柚美)とシッシーナ夫人(杏野このみ)のご贔屓合戦。

 

モンゼット「オスカル、私達は皆、オスカルへの愛に落ちてしまったの。これこそ愛の不時着…!」

 

オスカル(朝美絢)様、しばし無言。

だが、何か返そうと口を開く。

 

オスカル「それは…」

 

オスカルの言葉を掻き消す声が。

 

シッシーナ「フェルゼン、私達は全員、最後まであなたについて行くわ。これこそ私達のLAST MISSIONよ…!」

 

フェルゼン(彩風咲奈)笑いを堪え切れず、笑みが漏れてました。

 

この掛け合い、すごいね?

途中から、毎日ネタ作っててんて?

誰やねん、天才やろ?

 

 

★愛がいっぱい

 

「ベルサイユのばらは、愛に溢れた作品です」

 

有栖妃華(102期・研9)は劇中で「愛」が出て来た数をカウント。

 

友愛、ご自愛なども含め、「98回」だったそう。

二幕物とはいえ、これは圧巻。

 

愛に溢れてるから…と、台詞の登場回数を実際に数える発想は新しい。

 

歌が上手い事は知ってたけど、こんなに面白い人だったとは。

タカラジェンヌ…あなどり難し。

 

 

★ベルばら愛

 

ベルばらに始まり、ベルばらで締める。

咲ちゃんのベルばら愛が爆発。

 

最後は二人で見つめ合い、キスを交わす月城かなとと海乃美月。

 

最後は一人で舞台に残る、彩風咲奈。

しかも、男役群舞で始まり、男役群舞で締めるとは。

 

新しいサヨナラショーのエンディングを見せて頂ける2024年。

最後の最後まで、新たな挑戦を続けてくれるトップさん達。

その姿勢に胸が一杯です。

 

私もベルばら愛が強い方だと自負しています。

それでついつい、重箱の隅をつつきがち。

宝塚版の脚本や演出や改作にイライラしがち。

 

…ですが。

演じるジェンヌさんに関してはひれ伏すしかない。

 

特に涼風真世様のオスカルを拝見した時は

「オスカル様は本当にいるんだ…!」

あの衝撃は忘れられません。

 

あーさ(朝美絢)のオスカル様も美しいですね。

「行こーーーう!」へ向けた推進力は凄かった。

胸が締め付けられました。

 

咲ちゃんはスタイルが良い。

この期に及んでビジュアルを語るか?…と思ったけど。

 

宝塚を観てると、舞台上には綺麗でスタイルが良い人しかいないから。

それが当たり前になってくるけど…それでも、やはり抜きんでてるな、と。

 

慣れてしまいがちなのに、観るたび改めて「スタイルお化け」だと思う。

それって、やはり凄いことだよ…。

 

 

★一禾あお

 

一禾あお(102期)のこと。

咲ちゃんも、同期の有栖妃華も、(明確には)一言も触れませんでした。

 

サヨナラショー開始前、奏乃はると組長によって読み上げられた、咲ちゃんのメッセージ。

その間、緞帳に映写された過去映像。

 

そこにドロイゼン家の兄弟として、四男・一禾あおが映りました。

カットせず、ちゃんと映ったよ。

 

メッセージの中では、

「果たせなかった思い、忘れたくない人」

…と記してましたね、咲ちゃん。

そういう事ですよね…?

 

※↑…と書き足した後、まさにこの事を記したコメントを戴きました。

 ありがとうございます!

 そうですよね、ですよね?!

 

ベルサイユのばら集合日(2024/05/21)付で退団した一禾くん。

 

咲ちゃんの中では退団同期にカウントされてる気がします。

 

千秋楽に何らかの形で、一禾くんを舞台に立たせたい思いがあったのでは…と想像しています。

 

想像ですが、勝手に事実と混同しておきます。

すみません、勝手に。

 

 

★のぞさん愛

 

前述のメッセージでは「尊敬してやまない望海風斗さん」みたいな下りがありましたね。

 

しかも、フィナーレ?、サヨナラショー?、どちらかで胸にバラをつけてましたよね。

 

照明が暗かったからか、緑色のバラ?…に見えてたんですが。

あれ、青バラだったのかな?

X(旧Twitter)で青バラと書いてあって、「…あっ」と。

 

青バラのコサージュ?

望海さんがご自分の退団時に胸につけてらした?

それを咲ちゃんが引き継いだ…?!

 

もしそうなら、胸アツすぎる…!!

 

 

★LAST MISSIONに向けて

 

『LAST MISSION』は明日8/14(水)から始まるんですね。

まず、東京で。

 

千秋楽が済んですぐディナーショーのハードスケジュール。

お疲れが溜まっていそうで、めちゃくちゃ心配です。

咲ちゃんも、サポートメンバーの皆さんも。

 

サポートメンバーは4名、全員男役。

縣 千(101期・研10)

紗蘭 令愛(103期・研8)

蒼波 黎也(104期・研7)

華世 京(106期・研5)

 

8/20(火)大阪での千秋楽まで、御身大切に…!

 

∇あちあちあち

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