2024年7月7日(日)快晴。
月組『Eternal Voice-消え残る想い-』が大千秋楽を迎えました。
ライブ配信を視聴しましたが、良い意味で「いつも通り」なんだろうな…と思わせる舞台でした。
★宝塚大劇場との相違点
いくつか散見したので、ちょこちょこと。
❶本役に戻っている
ジェイムズが佳城葵から、凛城きらへ。
セバスチャンが大楠てらから、佳城葵へ。
…というように、玉突き代役が本役に戻っていました。
宝塚大劇場では大半の期間、代役が対応してたので新鮮。
特に佳城さん、役の持ち味が180度ちがいます。
お茶目な骨董商の叔父から、冷徹なバチカン戦士へ。
同じ人とは思えない…!
ヤス君の演技力に拍手。
アマラ(羽音みか)がジェイムズを押す力が弱まってました。
凛城さんは専科だから、遠慮があるのかな。
❷あやまるエゼキエル
エイデン(天紫珠李)を捕獲し、祈祷する呪術姉弟。
「その呪文は僕のだ!」と著作権を主張するマクシマス(彩海せら)
なんと、エゼキエル(彩みちる)が手を合わせて頭をペコッ。
エゼキエルがごめんなさいしたーー!
誰に対しても態度でかくて、イッちゃってるエゼキエルが…!
アドリブ?
それとも、東京ではそれがスタンダード?
なんか可愛いんですけど。
❸ユリウスのニュアンス芝居
英かおと&白雪さち花夫妻に掛ける言葉(お子さん、治るといいな)の言い方が気づかわし気で、優しくなりました。
他にも、ジェームズ叔父(凛城)に問われて「どうして?」と聞き返す時など、ちょっとした言い方、ニュアンスが変わってて。
ユリウスの優しさ、一風変わってる感など、持ち味がより伝わってきました。
❹キルスティンとフィンレイ
エジンバラのホテルスタッフ・キルスティン(まのあ澪)とフィンレイ(七城雅)
暗転から明るくなる過程で、短い小芝居を入れてる二人。
大劇場では、互いに何かしてるな…くらいでしたが。
声を掛け合うにしても、ごく短い挨拶程度でしたが。
大楽では、互いに名前を呼んで褒め合ってましたね。
「素敵です」と。
キルスティンの「ティーをお持ちしましょうか」に対して、一度は断るユリウス。
…が、キルスティンの圧に負けて注文する過程も、より濃密に。
キルスティンがじーーーーーっとユリウスを凝視。
ユリウス、たじたじ。
「…じゃ、プレーンで」
ここのやり取り、大劇場でも毎回楽しみでしたが、大楽版は集大成でした。
面白かったです♡
それでは、退団セレモニーにつづきます。
∇淋しくなります…