2024年6月30日(日)宙組『Le Grand Escalier-ル・グラン・エスカリエ-』宝塚千秋楽LIVE配信を視聴しました。
触れませんでしたね、有愛きいさんの事。
初日に触れなかったから、千秋楽でもスルーするだろうと推測していました。
それでも、初日以降の反応をリサーチして、軌道修正するかもしれない。
そんな期待も抱いていました。
おそらく劇団からの指示もあって、触れられないのだろうと思っています。
会場の拍手は凄かったけれど。
それは宝塚ファンの総意ではないよ。
ましてや、世間の人の反応ではありません。
配信視聴前、美容院へ行きました。
「午後から宝塚の配信をみる」と言ったところ、
「あの、自殺した子のいた組?」と美容師さん。
公演再開のニュース、流れてたものね。
「トップスターがパワハラに関与してたんでしょ?」
「…うん」
「誰が主演してるの?」
「トップさん」
「新しい人と交替したの?」
「ううん、関与してたトップさん」
「うそ! 信じられない…」
パワハラに関与してた人が舞台に出て来る。
そんなの、信じられない。
これが、ごく一般的な反応だと思います。
そして美容師さん一番の注目点はヘアアイロン。
「普通は熱がったらすぐ離し、処置しないと」
「高温で危険なのに、嫌がる人に対して…」
「火傷を軽く考えちゃダメ」
日常的に使っているプロの言葉、説得力あります。
仮に火傷を負わせても、真摯に謝罪していれば…
少なくとも、有愛さん側の心証は変わった事でしょう。
組長は交替。
パワハラを行った人は何作か休演。
せめて、これくらいのペナルティは課した方が良かったかと。
それらが今さら無理でも、せめて。
せめて舞台上で皆で、有愛さんを偲ぶ時間があってほしかった。
短くても良いから。
ショー自体は見応えありますね。
劇場で生で観たら、もっと迫力あるし、声もよく通ってます。
機械を通すと、心持ちくすむよね。
東京公演チケットをお持ちの方は、ぜひご覧ください。
迷っている方もいらっしゃると思うので、無理にとは申しませんが。
深く、深くお辞儀していた松風輝組長と、芹香さん。
劇団に止められているなら、気の毒ですが…
このまま何も触れずに続行するなら、それは「なかった事にする」と受け取って良いのでしょうか?
もしそうなら、これからも折につけ、急死事件について触れていくでしょう。
なかった事にしてはいけない、と思うので。
私は芹香さんを辞めさせたいのではない。
むしろ、何とかして続けられないものか、と思っています。
その為にも「なかった事に」してはいけない。
在団中はもとより、退団後もつらくなる。
なるべく早い内に、己から進んで謝意を表明した方がいい。
その覚悟を示す行動をとった方がいい。
それが出来ずにいるから、前任トップは今、干されてますよね。
同じ道を辿りたいのでしょうか。
私は芹香さんに同じ道を辿ってほしくない。
∇ショー自体は本当に見応えあります