2024年6月13日(木)15:30~17:10、東京宝塚劇場にて一回限りの新人公演。
一回きりなんて、本当に勿体ない。
宝塚でも上演すれば良かったのに。
「公演を東京一回にすれば、稽古期間が延びて、生徒の負担も軽減するよね」
という判断を下した劇団のおかげで、新公学年は以前より負担が増えたはず。
稽古期間の延長は「じっくり取り組める」反面、「公演後も稽古しなアカン」期間が延々と続き、疲労が溜まる側面も。
公演は1回こっきり、さらに配信付き。
プレッシャー増大。
宝塚で一回やってみて、ブラッシュアップして東京へ。
その方が気持ちも身体も楽だと思います、私個人の意見ですが。
宙組の件も「…本気で守ろうとしてる?」とずっと疑問です。
96期の失敗がなんら生かされず。
もしかしたら、大企業ゆえに役職員が当事者意識を持ちにくいのかな?
人数が多いと「誰かやるでしょ」「私は関係ない」ってなりがちだと言うし。
仮に当事者意識をもつ人がいても、少数派ゆえに掻き消されるのかな。
大企業ゆえに、決断に時間や根回しが必要なのかしら。
上の人が意見を言ったら、忖度して誰も逆らえないのかな。
トライ&エラー自体は、悪いことじゃない、
むしろ、失敗したら改善を繰り返す姿勢は推奨します。
ただ、劇団さんは(ある分野に於いて)過去のエラーが生かされてないような。
それが心配です。
阪急さん自体は、良い企業だと思うだけに…。
阪急は電車・バス・スーパー・百貨店・ホテル・住宅地など身近な存在。
職員は親切な人が多いですしね。
もちろん、宝塚大劇場も。
組織が大きすぎるが故に、適切な判断を下せない事もあるんだろうな…。
そのための外部(弁護士事務所など)との契約だと思うんですが。
なぁなぁになってて、機能してないのかな。
閑話休題(それはさておき)
月組『Eternal Voice』新公の感想つづき、行ってみよう。
★七城 雅(105期・研6)
ヴィクター
本役…鳳月杏(92期・研19)
本人大真面目に、クスッと笑いをとるヴィクター。
ちなつさんの高度な笑い芸に挑戦。
七城さんもイライラ怒りながら、笑いを誘っていました。
顔の輪郭も、ちなつさんに似てますね。
個性的な声で、他と差別化されてる事も「人に覚えてもらいやすい」アドバンテージがあるかも。
★翔ゆり愛(109期・研2)
カイ
本役…礼華はる(101期・研10)
109期文化祭の演劇A組主演男役のゆりあさん。
主役のユリウスと行動を共にしたり、舞台上にいる時間が長いカイ。
「この子をよろしく」と顔見せする役とお見受けしました。
ユリウスを心配したり、ホテルマンを気遣ったり、寝ぼけたり。
悪目立ちせず、少しとぼけた味のカイを過不足なく演じました。
★きよら羽龍(104期・研7)
エゼキエル
本役…彩みちる(99期・研12)
本公演の初日を観て、エゼキエルがきよらさんかと思いました。
実際にエゼキエル羽龍を観て、やっぱりハマるな、と。
彩エゼキエルより、やや声が低めなのも良いですね。
イッちゃってる感がジワジワ来ます。
長の期の挨拶も、しっかりと言葉を選びながら。
感極まったのか、途中で言葉が出なくなりました。
その長めの無言は、大変だったであろう稽古を物語っていました。
再開するとスムーズに話し始めるあたりも、しっかり者。
★天つ風朱李(107期・研4)
マクシマス
本役…彩海せら(102期・研9)
彩海さんに寄せてます、佇まいや台詞回し。
クールビューティな風情までも。
マクシマスは胡散臭いのに、なぜかマトモな人に見える不思議。
姉のエゼキエル(羽龍)との対比も関係してますが、それにしても。
最後に「負けたんだ」と姉をたしなめる処も、理性的に見えます。
妖しく、怪しく、謎めき、カッコイイのね。
∇つづく