2024年5月21日(火)雪組『ベルサイユのばら』退団者発表がありました。
5/21(集合日)付退団
一禾あお(102期・研9)
清見ひかり(109期・研2)
一禾くんは「やはり…」と思われた方が大多数でしょう。
急死した双子の姉・有愛きい(103期)さんの件で、劇団との対決姿勢を鮮明にした時点で、退団を覚悟していたであろう一禾くん。
それでもなお、戻って来てほしかった…というか。
それだからこそ、戻れる環境をつくれていれば。
もし一禾くんが宝塚で舞台復帰できたら。
それこそ、和解と解決の象徴となったことでしょう。
この先、宙組上級生への風当たりは更に強まるかと。
「一禾は姉を亡くし、舞台の夢も断たれた。なのに…」と。
「生徒に罪はない。責は劇団にある」
そう言うなら、一禾あおも守ってやって下さいよ。
一度は敵対しても、(劇団側が)非を認めて手打ちにしたなら。
戻りやすい環境を整え、心から引き留め、懇願してくれないか。
「あなたが必要だ」
「戻って来てほしい」
運営はそう強く強く求め、伝えてほしい。
有愛さんも、一禾くんも、宝塚歌劇にとって必要な人だと。
理屈では、わかります。
例の表明文を発表した時点で、劇団との決別を覚悟したことは。
それは解っている上で、敢えて。
敢えて、劇団から「あなたが必要だ。戻ってほしい」と表明してほしかった。
戻りやすくなるよう、環境を整える事とセットで。
理屈のみならず、気持ちも大切です。
心情的なことを軽視したらアカン。
こういう事は、理屈だけで片付けたらアカン。
(必要な協議は充分なされたと思います)
(それは充分、想像できます)
(その上で、敢えて言いたい)
心から惜しむ事は、その人への精一杯の誠意であり、謝意だと思います。
幼い頃から「理屈っぽい」と、大人に煙たがられてきた私が言うのもなんですが。
有愛きい、一禾あお。
二人とも大階段を降りて挨拶できず、宝塚を去りました。
「一禾くんはせめて、雪組の皆の前で挨拶できたのかな」
友人がぽつりと。
そうなら、いいけれど。
一禾くんが劇団に行こうって気持ちになれていたら…。
もししんどかったら、無理してないと良いのですが。
でも、咲ちゃんはじめ、雪組の皆はきっと温かいから。
きっと雪組の教室は安全で、安心だと思う。
彩風咲奈 率いる雪組だから。
現状の劇団のままでは、戻り辛いでしょう。
だからこそ、戻れる劇団に変革する必要があります。
現実的ではない?
今はまだ現実的ではない、ならば。
だからこそ、変えて行く必要があると思います。
清見くんは初舞台から、休演が多かった印象。
心身の健康が何より大切。
どうかお大事に。
10/13付(大楽)退団
彩風咲菜(93期・研18)
野々花ひまり(99期・研12)
希良々うみ(100期・研11)
有栖妃華(102期・研9)
聖海由侑(103期・研8)
咲ちゃんは発表済。
ひまりちゃんは、彩風政権の娘2として君臨。
別箱ヒロインや、度の公演でも主要キャストを務めました。
トップ娘役にこそ届きませんでしたが、恵まれた宝塚人生だったと思います。
希良々さんも新公ヒロイン未経験とは思えぬほど、役付が良かった印象。
歌うま不遇の雪組の中で、奮闘していました。
『仮面のロマネスク』ではトゥールベル夫人に抜擢されたのに…。
餞別だったとは…。
有栖さんの不運は、潤花の同期だったこと。
可憐で歌うまにも関わらず、新公ヒロインに届かず。
雪組は、歌うま娘役が新公ヒロインになれない呪いがかかってましたよね。
(解呪したのは105期・音彩唯から)
(何が起こったのだろう…?)
(プロデューサーが変わったのかな?)
聖海由侑は103期で、壮海はるまと共に新公主演に近い男でした。
…が、惜しくも届かず。
『仮面のロマネスク』ではアゾランに抜擢されたのに…。
餞別でしたか…。
本作の退団者は、舞台技術力を備えた中堅どころが多い、という特徴が。
惜しまれる面々が揃っています。
▽ Au revoir