2024年4月20日(土)花組『アルカンシェル』休演者4名のうち2名が舞台復帰。
希蘭るね(106期・研5)
七彩はづき(107期・研4)
早々と回復、良かったです。
でも、無理しないでね?
新公もあるし、復帰を急いだのでは…という懸念が。
リスケした星組新公『RRR』
休演者は主演男役。
代役は効かず、新公は一回きりでした。
七彩はづきも『アルカンシェル』新公ヒロイン。
こちらも、おそらく替えは効きません。
ただ、リスケとなると…?
主演男役と同等の対処がなされるとは限らない。
それが宝塚。
そういう「暗黙の了解」もあって、復帰を急いだのかも…という懸念は消せず。
宝塚は男役至上主義。
これは良い悪いではなく、一種の文化といえるでしょう。
今でこそ、女性ファンが多い宝塚。
いずれ、男性ファンが増加しそうな気がします。
宝塚の男女の在り方は、男性にとってこそオアシスなのでは?
ただ、ひとつ問題(?)が。
現在、女性演出家が続々登場し、活躍しつつあることです。
そうすると、描かれる人物像や関係性も変化していくと思うんですね。
私個人は大歓迎な変化です。
…が、変化に違和感や淋しさを覚える人もいるかと思います。
何かとガラパゴス化している宝塚。
その不変性を問題視される事が増えて来ました。
とはいえ、決して悪い事ばかりではありません。
たとえば先達を敬い、年長者を尊ぶ姿勢は素晴らしいと思います。
「年齢(年次)が上か下かより、実力で測るべき」という考え方もあります。
それはそれで必要な視点だと思います。
ただ、意外と曖昧な側面があるんですよね。
よほど突出した何かや、明確に数値化できるとは限らない。
実力の正体は「印象値」だった、なんて事も。
例えば、「仕事ができる」
その内実が「要領の良し悪し」だった、という場合。
段取りや効率を考えて差配できる「要領の良さ」
褒め言葉だし、「デキる」要素の一つでしょう。
面倒は他者に押しつけ、美味しいトコ取りする「ちゃっかり屋」
こちらも、要領いいと表現されたりしますね。
一見して「なるほど」と思えても、実はかなり曖昧な場合もありそうです。
翻って、たとえば「年功序列」
生まれた順番や、組織に入った年次など。
これ、すごくわかりやすい基準の一つだと思います。
それとて、全く問題がない訳じゃない。
でも、一つの基準としてアリだな、と。
私は6歳のとき「物理的年齢と、心(魂)の成熟度は必ずしも比例しない」と実感しました。
その上で、長幼の序を重んじています。
以上は一例ですが、年功序列は宝塚でも大事にされていますね。
同様に厳然と存在する「男役至上主義」
これも、ひとつの文化としてアリかな、と。
ただ、年功序列との相違点は「舞台上や仕事上のこと」という点。
男役はある種の「架空の存在」ですしね。
舞台から降りた劇団員同士の関係性は、男役・娘役の別なく、フラットであれかし。
話がズレちゃって、かたじけない。
希蘭くんと七彩さんの舞台復帰はめでたい。
でも、まだ病み上がり。
どうぞご無理しすぎませんように。
▽ お大事に